第九章 本音/建前二本立ての間違った二元論社会

東西冷戦とは、平等共産主義の東側陣営と自由資本主義の西側陣営とのイデオロギー(思想)戦争であり、アメリカを西側陣営の盟主とする自由資本主義陣営が、ソ連を東側陣営の盟主とする平等共産主義に勝利して現在に至っている。
現に、
建前では両者とも差別・不条理・戦争を否定し平等・公正・平和を願う人類でありながら、平等を標榜する東側社会と利益=差別を追い求める西側社会が戦った東西冷戦で、西側社会が勝利したのは何故か?
その表面的理由は、自由思想が平等思想を凌駕した結果となっている。
言い換えれば、
自由=差別が平等を打ち破った結果となっている。
つまり、
差別・不条理・戦争が平等・公正・平和を打ち破った結果となっている。
まさに、
我々人間(社会)は本音と建前が交錯する逆さま社会である証明に他ならない。
だから、
我々人間(社会)は、
建前では、世を治め、民を救う「経世済民」の「経済」を標榜しながら、本音では、世を荊に(いばらに)して、民を災なう(そこなう)「荊世災民」の「荊災(けいざい)」を顕現してきたのである。
まさに、
我々人間(社会)は、12000年前の文明社会の黎明期以来ずっと間違った二元論社会を生きてきた証明に他ならない。