第一章 経世済民→荊世災民→啓世財民

狩猟型生活から農耕型生活に移行した12000年前以来続いてきた人類の文明社会は、原始共産制という始点(正しい社会)で始まり、途中古代奴隷制→中世封建制→近代資本主義制という円周(間違った社会)を経て、新代共産主義制という終点(正しい社会)で終わる。
まさに、
カール・マルクスの「唯物史観」の五時代区分論が主張する進化論的視点が的を射ていたのである。
そして、
進化論的視点とは、正しい社会(始点)→間違った社会(円周)→正しい社会(終点)と円回帰することに他ならない。
言い換えれば、
原始共産制社会とは正しい社会(始点)に他ならず、正しい社会(始点)の経済こそが、世を治め、民を救う「経世済民」の「経済(けいざい)」に他ならなかった。
一方、
古代奴隷制社会→中世封建制社会→近代資本主義制社会とは間違った社会(円周)に他ならず、間違った社会(円周)の経済こそが、世を荊に(いばらに)して、民を災なう(そこなう)「荊世災民」の「荊災(けいざい)」に他ならなかった。
他方、
新代共産主義社会とは正しい社会(終点)に他ならず、正しい社会(終点)の経済こそが、世を啓き(未来の世をひらき)、民を財す(うるおす)「啓世財民」の「啓財(けいざい)」に他ならない。
従って、
狩猟型生活から農耕型生活に移行した12000年前以来続いてきた人類の文明社会の経済は、
原始共産制という世を治め、民を救う経世済民の「経済(けいざい)」である正しい社会(始点)の経済で始まり、途中、古代奴隷制→中世封建制→近代資本主義制という世を荊に(いばらに)して、民を災なう(そこなう)「荊世災民」の「荊災(けいざい)」である間違った社会(円周)の経済を経て、究極的には、新代共産主義制という世を啓き(未来の世をひらき)、民を財す(うるおす)「啓世財民」の「啓財(けいざい)」である正しい社会(終点)の経済で終わるのである。