第八章 12000年文明社会最大の分岐点

世を治め、民を救う、いわゆる「経世済民(経済)」の世の中(人間社会)が本来あるべき姿であり、そのためには、貧(貧しさ)が実在で、富(豊かさ)は貧(貧しさ)の不在概念である貧富二元論の本質を、我々ひとり一人の人間が自覚しなければならない。
ところが、
我々人間には、富(豊かさ)を追いかけ、貧(貧しさ)を忌み嫌う考え方が骨の髄まで染みこんでいる。
まさに、
文明社会12000年の歴史と同じだけ、この考え方がひとり一人の人間のそれこそDNAに刻印されているのであるから、この錯覚を疑う余地もない人間で溢れている。
そういう観点では、
まさに、
人間の錯覚を自覚させるのは殆ど不可能である。
では、
世を治め、民を救ういわゆる経世済民の経済と建前で嘯きながら、世を乱し、民を苦しめるいわゆる乱世苦民の文字面だけのいわゆる経済(実際は乱苦)を本音で実践する人間社会を今後も堅持させるしか、我々人間の選択肢はないのだろうか?
では、
なぜこのような人間社会になってしまったのか?
まさに、
そもそもの根本原因を探るには、12000年前の文明社会の黎明期にまで遡らなければならない。
更に、
我々の行き着く先を先見するには、目先だけに捉われる先伸ばしの考え方だけをしないように肝に銘じなければならない。
まさに、
21世紀こそ、12000年の文明社会の最大の分岐点に差しかかっている時代と言っても過言ではないだろう。