第三章 立体的(三次元)歴史観

I.三種類のお金(Money)
現代情報化社会では、貨幣には、本位貨幣、虚構貨幣、幻想貨幣というものがあることを第一章で検証してきました。
先ず、
本位貨幣とは、本来あるべき本質的実体貨幣のことである。
一方、
虚構貨幣とは、錯覚に基づく似非実体貨幣のことである。
他方、
幻想貨幣とは、際限なき欲望に基づく仮想貨幣のことであり、情報化社会では電子マネーと呼んでいる。

II.文明の波=お金(Money)の歴史
文明には三つの波があったことは既に論じました。
先ず、
1万2000年前に狩猟型社会から農耕・放牧型社会へ移り、文明社会がはじまった文明の第一の波。
次に、
500年前に産業革命が起こり、近代社会へと移った文明の第二の波。
最後に、
1945年第二次世界大戦の終了と同時に起こった情報化社会の幕開けという文明の第三の波。
先ず、
文明の第一の波と共に誕生したのが、本来あるべき本質的実体貨幣のことである本位貨幣である。
次に、
文明の第二の波と共に誕生したのが、錯覚に基づく似非実体貨幣のことである虚構貨幣である。
最後に、
文明の第三の波と共に誕生したのが、際限なき欲望に基づく仮想貨幣のことであり、情報化社会では電子マネーと呼んでいる幻想貨幣である。
そこで、
文明の第一の波と共に誕生した本来あるべき本質的実体貨幣のことである本位貨幣は、どのような背景の下に誕生したのでしょうか?
先述したように、
先ず、
狩猟型社会から農耕・放牧型社会へ移ることによって発生した文明の第一の波が文明社会を生んだのは1万2000年前のことであり、当時の人口はおよそ400万人でした。
すなわち、
22=4194304が人類文明の誕生です。
そして、
紀元前10000年に我々人間の初めての文明がメソポタミア(シュメール)に誕生したのが222=4194304です。
つまり、
人間の数=人口が222=4194304、つまり、宇宙進化において22代、我々文明人において初代文明が起こった時の人口が419万4304人ということです。
次に、
産業革命によって発生した文明の第二の波が近代社会を生んだのは500年前のことであり、当時の人口はおよそ5億人でした。
すなわち、
29=536870912が近代社会の登場です。
つまり、
紀元0年に228=268435456で救世主が登場したにも拘わらず、人類は救世主の登場を無にした結果、16世紀まで次世代の人間の輩出を待たねばならなかったのが229=536870912です。
言い換えれば、
人間の数=人口が229=536870912、つまり5億3687万912人を超えた時に、近代社会が登場したのです。
言い換えれば、
近代社会の幕開けである、ルネッサンス・宗教改革が起こったのが229=536870912です。
更に、
30=1073741824が現代科学文明の登場です。
つまり、
18世紀後半に産業革命が起こり、19世紀に現代科学文明の礎となったのが230=1073741824です。
言い換えれば、
人間の数=人口が230=1073741824、つまり10億7374万1824人を超えた時に、現代科学文明が登場したのです。
つまり、
現代科学の基本となる発見・発明は以下の通り、ほとんどが230=1073741824で起こったのです。
1782年 ワット(英)蒸気機関を発明。
1807年 フルトン(米)蒸気船の運航に成功  
1814年 スティーヴンソン(英)蒸気機関車を実用化  
1830年 イギリスで鉄道開通  
1837年 モールス(米)電信機を発明  
1838年 ダゲール(仏)写真術を公表  
1845年 ハウ(米)実用ミシンを完成  
1851年 ドーヴァー・カレー間に海底電線完成     
      シンガー(米)家庭用ミシンを改良  
1863年 ロンドンでカット&カバー方式の地下鉄開通  
1866年 大西洋横断海底電線完成  
1868年 ショールズ(米)タイプライターを発明  
1869年 スエズ運河開通(59年起工)  
1876年 ベル(米)磁石式電話機を発明  
1877年 エジソン(米)蓄音機を発明  
1879年 エジソン(米)白熱電燈を発明     
      ローソン(英)後輪駆動の安全自転車を発明  
1883年 ダイムラー(独)自動車を発明  
1885年 ベンツ(独)自動三輪車を発明  
1887年 ダンロップ(英)空気式自動車タイヤを発明  
1890年 ロンドンでチューブ型地下鉄開通  
1893年 エジソン(米)活動写真を発明  
1895年 マルコーニ(伊)無線電信を発明  
1896年 フォード(米)ガソリン自動車を完成
1900年 ツェペリン(独)飛行船を建造  
1903年 ライト兄弟(米)飛行機を発明     
      ロンドンで電車の運行はじまる
最後に、
情報革命によって発生した文明の第三の波が現代高度情報化社会を生んだのは1945年の第二次世界大戦直後のことであり、当時の人口はおよそ21億人でした。
すなわち、
31=2147483648が大戦争(集団共食い)社会の登場です。
つまり、
30=1073741824である現代科学文明の登場が人類の際限なき欲望を極大化し、人間社会を欲望の渦に巻き込んだのが、231=2147483648の大戦争(集団共食い)社会の登場です。
言い換えれば、
16世紀に4億3000万、17世紀に6億、18世紀に8億、19世紀初頭に10億を突破し、20世紀初頭には16億になった人間の数=人口が231=2147483648、つまり21億4748万3648人を超えた時、つまり、1910年代から1940年代に、大戦争(集団共食い)社会が登場したのです。
つまり、
1914年から1918年までの第一次世界大戦、1929年から1930年代に亘る世界恐慌、1939年から1945年までの第二次世界大戦が230=1073741824の大戦争(集団共食い)社会です。
言い換えれば、
分化(進化)とは年齢を重ねること、つまり、時間が経つことであり、時間が経つとは運動量の増加に外ならず、運動量に比例するエントロピーが増加することであり、エントロピーの増加が大戦争(集団共食い)社会を生むのです。
言い換えれば、
科学の発達はエントロピーの増加そのものでした。
つまり、
恐竜の共食い劇の再現です。
そして、
21世紀に突入して、
32=4294967296が情報化(超拝金主義)社会の登場です。
つまり、
30=1073741824である現代科学文明の登場が人類の際限なき欲望を極大化し、231=2147483648の大戦争(集団共食い)社会で人間社会を欲望の渦に巻き込み、過密化の中での効率化という拝金主義を情報化によって超拝金主義にまで発展させたのが232=4294967296の情報化(超拝金主義)社会の登場です。
言い換えれば、
16世紀に4億3000万、17世紀に6億、18世紀に8億、19世紀初頭に10億を突破し、20世紀初頭には16億、1950年代に25億、1960年代に30億、1970年代に37億、1980年代に45億になった人間の数=人口が232=4294967296、つまり42億9496万7296人を超えた時、つまり、1980年代に、情報化(超拝金主義)社会が登場したのです。
つまり、
31=2147483648の大戦争(集団共食い)社会で誕生した情報科学がコンピュータを生み、コンピュータの進歩(進化)が高度なマネーゲームを可能にし、デリバティブ(金融派生商品)を生んだのが1980年代の232=4294967296です。
言い換えれば、
誰もがお金を求める土台不可能な考え方である超拝金主義が誕生したのが1980年代の232=4294967296です。
つまり、
恐竜の共食いが高じて共倒れの時期に差し掛かったのが1980年代の232=4294967296です。
つまり、
2012年という現在は、1980年代の232=4294967296と2030年代の233=8589934592の狭間という、人類共倒れの時期の真只中にいるのです。
宇宙の生誕から人類の進化までを貫いた絶対進化論の先端は、1980年代の232=4294967296の刃先にいて、次の目標である2030年代の233=8589934592に向かっています。
9=512で生命体が誕生し、210=1024で有機生命体が誕生し、211=2048で魚類が出現し、212=4096で植物が出現し、213=8192で陸上動物(両生類)が出現し、214=16384で爬虫類が出現し、恐竜によって地球上の生命体は一旦絶滅したわけです。
今、地球温暖化(人類)が原因で、世界の珊瑚(海洋動物)や蛙(両生類)が絶滅の危機にあり、更に爬虫類、哺乳類が絶滅の危機に晒され、結局、人類にまで絶滅の危機が及ぶことになるのが1980年代の232=4294967296と2030年代の233=8589934592の間です。
まさに、
1万2000年間続いた文明社会の崩壊と共に、お金が消滅する時代が目前に迫っているのです。