第十八章 超経済社会

I.肉食系から草食系へは進化か?退化か?
文明社会は、狩猟型社会から農耕型社会の移行によって誕生しました。
では、自然社会はすべて狩猟型かと言うとそうではありません。
肉食動物の営みの基本は狩猟型であるのに対して、草食動物の営みの基本は農耕型と言えます。
従って、
狩猟型社会から農耕型社会への移行は、単純に進化と云うわけにはいきません。
人間社会の営みが狩猟型から農耕型に変わったということは、人類という動物が肉食動物から草食動物に変わっただけであって、決して、進化したわけではなかったのです。
まさに、
この気づきが第一の鍵です。
なぜなら、
自然社会、すなわち、地球という極めて特殊な惑星だけに、鉱物・植物・動物という、いわゆる三態(三つの形態)で構成されるようになった結果、生命体が誕生したからです。
詳細に言えば、
太陽といった恒星や、木星、土星、天王星、海王星といった惑星は鉱物の中でもガスだけで構成された星だし、水星、金星、火星といった惑星でも鉱物だけで構成され植物や動物は存在しないのに、地球だけは鉱物・植物・動物という、いわゆる三態(三つの形態)で構成される星になった結果、生命体が誕生したからです。
そして、
動物の中で、肉食系と草食系に分かれた。
そこで、
一般的には、動物の各種は肉食系と草食系かどちらか一方に決まっているのですが、中には特殊な種がいて、同じ種でも肉食系と草食系がいる。
その代表が恐竜と人類です。
どうやら、
地上最強の動物になると、同じ種でも肉食系と草食系が混在するようになるようです。
そして、
最終的には肉食系が草食系を食い殺した時点で、強者必衰の原理が働いて絶滅する。
そうしますと、
狩猟型が肉食系であり、農耕型が草食系のように一見思いがちですが、実際は、狩猟型が草食系であり、農耕型が肉食系であることが判ってきます。
まさに、
この気づきが第一の鍵です。

II.文明社会は農耕型肉食系社会
文明社会は、狩猟型社会から農耕型社会の移行によって、12000年前に誕生した。
そしてその結果、
文明社会という人間社会だけが、
差別・不条理・戦争を繰り返す社会になった。
なぜなら、
農耕するには土地を確保しなければならず、人間同士間で土地の奪い合いが起こったからだ。
まさに、
戦争の原点が、土地(領土)の奪い合いにあった証である。
更には、
土地の所有主は本来地球以外にあり得ない(現に、国と国の境界線は人間が勝手に引いた)のに、人間が所有権を取り合うこと自体が不条理なことであった。
更に最悪なのは、
不条理なことを、お互い主張する結果、人間同士間に差別意識が生じ、
遂には、差別・不条理・戦争が横行する人間社会になった。
まさに、
文明社会とは、差別・不条理・戦争を繰り返す社会に他ならないのです。
そしてその結果、
文明社会という人間社会だけに、
勝ち組(豊かな者・強い者・賢い者・男・支配する者・・・)と負け組(貧しい者・弱い者・愚かな者・女・支配される者・・・)が生じ、支配・被支配二層構造の世襲・相続の差別社会になった。
そしてその結果、
文明社会という社会に生きる人間だけに、
勝ち組(豊かな者・強い者・賢い者・男・支配する者・・・)には、負け組(貧しい者・弱い者・愚かな者・女・支配される者・・・)に転落する悩みや四苦八苦、挙句の果ての、死の恐怖が生じ、
負け組(貧しい者・弱い者・愚かな者・女・支配される者・・・)には、勝ち組(豊かな者・強い者・賢い者・男・支配する者・・・)にとうていなれない悩みや四苦八苦、挙句の果ての、死の恐怖が生じた。
そしてその結果、
支配する者も支配される者も、すなわち、文明社会という社会で生きる人間すべてが、悩みや四苦八苦、挙句の果ての、死の恐怖に苛まれる一生を送る羽目に陥った。
そしてその結果、
文明社会という人間社会だけに、
悩みや四苦八苦、挙句の果ての、死の恐怖から解放されるために、宗教や科学が誕生した。
そして更に、
悩みや四苦八苦、挙句の果ての、死の恐怖から解放されるために、政治や経済という概念が誕生した。
まさに、
人間社会だけにある悩みや四苦八苦、挙句の果ての、死の恐怖の原因は、狩猟型社会から農耕型社会の移行にあったことがわかってきます。
そうしますと、
人類は狩猟型肉食系社会から農耕型草食系社会に移行したのではなく、狩猟型草食系社会から農耕型肉食系社会に移行したことがわかってきます。
まさに、
恐竜社会が肉食系と草食系に分かれ、肉食系恐竜が勝ち組になり、草食系が負け組になった結果、強者必衰の原理が働いて、恐竜社会が絶滅したのと同じ道を人類が歩んでいることがわかってきます。

III.文明社会は肉食系社会
恐竜社会が肉食系と草食系に分かれ、肉食系恐竜が勝ち組になり、草食系が負け組になった結果、強者必衰の原理が働いて、恐竜社会が絶滅したのと同じ道を人類が歩んでいることがわかってきた。
そして、
恐竜時代の終焉が、地球上からほとんどの動物を消滅させた強者必衰の原理が、この21世紀になって働こうとしているのです。
まさに、
肉食系社会が動物社会の頂点に立つということは、少なくとも、動物社会の大半が絶滅する予兆である証明に他ならないのです。
まさに、
文明社会が肉食系社会であった証明です。

IV.超文明社会は草食系社会(女性社会)
狩猟型社会から農耕型社会の移行によって、12000年前に誕生した文明社会は、
差別・不条理・戦争を繰り返す社会になった。
そしてその結果、
文明社会という人間社会だけが、
支配・被支配二層構造の世襲・相続の差別社会になった。
そしてその結果、
文明社会という社会に生きる人間だけに、
悩みや四苦八苦、挙句の果ての、死の恐怖が生じた。
そしてその結果、
文明社会という人間社会だけに、
宗教や科学が誕生した。
そして更に、
政治や経済という概念が誕生した。
まさに、
文明社会が肉食系社会であったことの証明です。
言い換えれば、
文明社会が男性社会であったことの証明です。
まさに、
男性社会は肉食系社会に他ならなかった。
従って、
これからやってくる超文明社会は草食系社会でしょう。
言い換えれば、
これからやってくる超文明社会は女性社会でしょう。

V.超経済社会=超文明社会=草食系社会(女性社会)
狩猟型社会から農耕型社会の移行によって、12000年前に誕生した文明社会は、草食系社会(女性社会)の台頭によって、2010年代から2030年代の20年間で終焉を迎えるでしょう。
若しくは、
差別・不条理・戦争を繰り返す社会。
支配・被支配二層構造の世襲・相続の差別社会。
悩みや四苦八苦、挙句の果ての、死の恐怖に苛まれる社会。
宗教や科学が横行する社会。
政治や経済が横行する社会。
男性社会=肉食系社会。
であった文明社会が、依然このまま維持されるなら、
人間社会のみならず、自然社会(地球)も崩壊の危機に晒される結果、自然社会(地球)自身の防御本能が働き、人間社会は天変地異(自然災害)によって絶滅させられるでしょう。
まさに、
超文明社会=草食系社会(女性社会)の出現が待ったなしの時代に、我々はいま直面しているのです。
そして、
超文明社会=草食系社会(女性社会)における国家は、超国家になるでしょう。
そして、
超文明社会=草食系社会(女性社会)における政治は、超政治になるでしょう。
そして、
超文明社会=草食系社会(女性社会)における経済は、超経済になるでしょう。