第十五章 超格差社会か?

I.逆さま社会の極み
世界はいま時代の大きな分岐点に差し掛かっていることを示唆し、従来の常識がすべて覆される瞬間(とき)が刻一刻と迫っている。
そして、
振れが反転した振り子の行き着く先には、二つの可能性がある。
一つ目の可能性は、
1%→0.1%→0.01%→0.001%→0.0001%→・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・endless.
99%→99.9%→99.99%→99.999%→99.9999%→・・・・・・・・・・・・・・endless.
すなわち、
利子のつかないお金を適用されるお金持ちは、ますますお金持ちになり、
利子のつくお金を適用される貧乏人は、ますます貧乏になってゆく超格差社会になる。
まさに、
逆さま社会の極みが超格差社会であるわけです。
そして、
これから暫くは超格差社会へと驀進するでしょう。
では、
一体いつ頃まで超格差社会への道は続くでしょうか?
そこで、
世界のまさに先進を切っているアメリカを筆頭の欧米社会は、すでに超格差社会の入り口に入っています。
なぜなら、
お金持ちが0.1%に対して貧乏人が99.9%の状態であるからです。
言い換えれば、
70億の世界人口に対して、1億円以上のお金持ちが800万人いる状態が、アメリカを筆頭の欧米社会だからです。
まさに、
世界の先進を切っているアメリカを筆頭の欧米社会が、不景気の中のインフレ状態、すなわち、スタグフレーションの状態であることが、その証明です。
一方、
日本社会は、まだ格差社会のままです。
なぜなら、
お金持ちが1%に対して貧乏人が99%の状態であるからです。
言い換えれば、
1億3000万人の日本人口に対して、1億円以上のお金持ちが150万人いる状態が、日本社会だからです。
まさに、
現在の日本社会が、不景気の中のデフレスパイラル状態であるのが、その証明です。
まさに、
不景気の中のデフレスパイラル状態であるのが格差社会の兆候であり、
不景気の中のインフレ、すなわち、スタグフレーションの状態であるのが、超格差社会の兆候であるのです。
そうしますと、
世界のすべてが超格差社会になるまで、超格差社会は続くでしょう。
従って、
日本および中国を中心にしたアジア諸国が、一体いつ頃に超格差社会になるかどうかに掛かっていることになります。
言い換えれば、
日本および中国を中心にしたアジア諸国で、お金持ちが0.1%に対して貧乏人が99.9%の状態に、一体いつ頃になるかどうかに掛かっていることになります。
言い換えれば、
1億3000万人の日本人口に対して、1億円以上のお金持ちが15万人いる状態、
13億人の中国人口に対して、1億円以上のお金持ちが130万人いる状態に、一体いつ頃になるかどうかに掛かっていることになります。
まさに、
日本および中国を中心にしたアジア諸国が、不景気の中のインフレ、すなわち、スタグフレーションに、一体いつ頃になるかどうかに掛かっていることになります。
更に、
その他の開発途上国、特に、アフリカの開発途上国で、お金持ちが0.1%に対して貧乏人が99.9%の状態に、一体いつ頃になるかどうかに掛かっていることになります。
言い換えれば、
その他の開発途上国、特に、アフリカの開発途上国が、不景気の中のインフレ、すなわち、スタグフレーションに、一体いつ頃になるかどうかに掛かっていることになります。
そこで先ず、
中国は経済規模で日本を追い抜いたように、超格差社会に既に到達しています。
つまり、
中国では、お金持ちが0.1%に対して貧乏人が99.9%の状態に既になっているのです。
言い換えれば、
中国経済は、不景気の中のインフレ、すなわち、スタグフレーションに陥っています。
逆説的に言えば、
中国は先進欧米諸国と同質の国家ゆえ、日本経済を簡単に追い抜けたとも言えます。
従って、
中国はアジアの一員ではなく、欧米諸国の一員と承知しておいた方が、今後の展開を読みやすいわけです。
更に、
他のアジア諸国においても、中国と同じ道を辿ることでしょう。
更に、
その他の開発途上国においても、中国と同じ道を辿ることでしょう。
すなわち、
日本を除く世界では、お金持ちが0.1%に対して貧乏人が99.9%の状態に既になっているのです。
更に、
日本を除く世界は、既に、不景気の中のインフレ、すなわち、スタグフレーションに陥っているのです。
更に、
日本を除く世界は、既に超格差社会になっているのです。
では、
日本では一体いつ頃に、お金持ちが0.1%に対して貧乏人が99.9%の状態になるのでしょうか?
言い換えれば、
日本では一体いつ頃に不景気の中のインフレ、すなわち、スタグフレーションに陥るのでしょうか?
言い換えれば、
日本では一体いつ頃に超格差社会になるのでしょうか?
逆に言えば、
日本が超格差社会になったときが、世界から超格差社会が消滅するときに他ならないのです。
では、
一体いつ頃に日本が超格差社会になるでしょうか?
そこで、
日本でのお金持ちと貧乏人との比率の過去の歴史を検証することで、この問いに対する回答のヒントが得られるかもしれない。
では、
第四章【映像の映像世界】(II.現代社会の人間の一生は仮想(映像)人生)を思い出してみましょう。
バブル経済が破裂した1990年において、
1億3000万の日本人の中で、1億円以上の現金を持っている人は50万人、10億円以上の現金を持っている人は2万人、30億円以上の現金を持っている人は1000人もいませんでした。
一方、
1億円以下1000万円以上の現金を持っている日本人となると、500万人というように、まさに、1億総日本人中産階級社会を構成していた時代です。
ところが、
失われた10年である1990年代が終わった2000年においては、
1億円以上の現金を持っている人は120万人、10億円以上の現金を持っている人は6万人、30億円以上の現金を持っている人は1万人にまで増えた一方で、1億円以下1000万円以上の現金を持っている日本人が200万人まで減った。
2010年においては、
1億円以上の現金を持っている人は180万人、10億円以上の現金を持っている人は15万人、30億円以上の現金を持っている人は9万人にまで増えた一方で、1億円以下1000万円の現金を持っている日本人が100万人以下まで減った。
まさに、
お金持ちから超お金持ちへ、貧乏から超貧乏へ、が格差社会から超格差社会への流れなのです。
1990年代→2000年代→2010年代という時の流れの中で、日本も格差社会から超格差社会へと変化してきたわけです。
従って、
2010年代には、日本も間違いなく超格差社会になるでしょう。
II.希望の2010年代か?
従って、
2010年代は、12000年続いた文明社会史上最も波乱に満ちた10年となるでしょう。
そして、
文明社会史上最も波乱に満ちた10年が、嘗て、日本が味わったような「失われた10年(1990年代)」の最大規模のようなものになるのか?
それとも、
「希望の10年(2010年代)」となるのか?
それは偏に、現代社会に生きる我々ひとり一人の人間に掛かっていると言っても過言ではないでしょう。
なぜなら、
我々が生きているこの時代は、「個人の時代」なのですから。