第十三章 利子=利益の概念=差別意識

I.男性社会だけにある差別意識
宗教・科学の誕生=男性社会所以がここにある。
まさに、
政治・経済の誕生=男性社会所以がここにある。
逆に言えば、
宗教・科学の終焉=女性社会所以がここにある。
逆に言えば、
政治・経済の終焉=女性社会所以がここにある。
従って、
お金(貨幣)の誕生=男性社会所以がここにある。
逆に言えば、
お金(貨幣)の終焉=女性社会所以がここにある。
この事実は一体何を意味しているのでしょうか?
まさに、
人間社会だけにある差別・不条理・戦争は、人間社会だけが男性社会(オス社会)であったことを意味しているのです。
逆に言えば、
自然社会はメス社会であることを意味しているのです。
従って、
人間社会も自然社会と同じように、メス社会(女性社会)になれば、人間社会から差別・不条理・戦争は失くなるでしょう。
そして、
21世紀に入って、人間社会もメス社会(女性社会)になりつつある現象は随所に出てきはじめました。
まさに、
形のないお金が、形のあるお金に取って替わる時代がそこまでやって来ていることが、人間社会もメス社会(女性社会)になりつつある証明に他なりません。
そして、
形のないお金が巾を利かせれば利かせるほど、差別主義が蔓延する危険性が大きくなるのです。
なぜなら、
形のないお金は無限だからです。
そして、
差別意識は際限の無い人間の欲望から発生するからです。
そして、
際限の無い人間の欲望から生まれた差別意識が、形のないお金を無限につくらせ、マネー資本主義社会を増長させてゆくでしょう。
その結果、
利子のつかないお金を適用されるお金持ちは、ますますお金持ちになり、
利子のつくお金を適用される貧乏人は、ますます貧乏になってゆくわけです。
まさに、
格差社会から超格差社会へと発展してゆく。
まさに、
利子の概念の正体は、差別意識にあった証です。
まさに、
旧約聖書に記述されている、
“同朋には利子をつけずに貸し与えよ”
“異邦人には利子をつけて貸せ”
の真の意義は、仲間(同朋)と異邦人の間の差別主義に他ならなかったのです。

II.超格差社会時代か?
従って、
低金利時代と言われている現在の世界経済の正体が垣間見えてきます。
そこで、
低金利経済政策を採り続けている世界の政治家たちの表向きの狙いは、飽くまで、景気浮揚策です。
言い換えれば、
紙幣(貨幣)を印刷しまくって、大量のお金を市場にばら撒くことによって、需要を喚起し、インフレを起こすことによって、景気を良くしようとしているわけです。
ところが、
お金を大量印刷して実体経済から掛け離れていく似非実体経済をつくっていくことが既に限界を超え、更に、電子マネーという仮想貨幣まで行き着くことによって、彼らの狙いは大きく変節してしまったのです。
つまり、
景気浮揚策は飽くまで建前であって、本音のところでは、超格差社会を構築するのが真の狙いであったのです。
ただし、
世界の政治家たちが、自分のたちの真の狙いを自覚しているかどうかは、はなはだ疑問です。
言い換えれば、
政治家たちが世界(経済)を制御しているのではないということになる。
現に、
世界で一番財政赤字を抱えている日本なのに、日本経済はインフレに向かうどころか、ますますデフレに向かっています。
その結果、
日本経済はますます不景気に向かっています。
更に酷いことには、
日本政府はますます赤字国債を発行しているのです。
言い換えれば、
紙幣(日本の円紙幣)を印刷しまくっているのです。
従って、
日本政府の財政赤字はますます膨れ上がっています。
まさに、
悪循環のデフレスパイラルに陥っているのです。
言い換えれば、
不景気の中のインフレというスタグフレーションではなく、不景気の中のデフレスパイラル現象を呈しているという、はたまた、新しい経済現象が起こっているのです。
一方、
世界経済(アメリカ経済やヨーロッパ経済)はどうなっているのでしょうか?
まさに、
紙幣(お金)を印刷しまくる上に、仮想マネー(電子マネー)によっててこ入れ(レバレッジ)することによって、世界経済(アメリカ経済やヨーロッパ経済)はインフレに向かっています。
インフレ政策が奏功して、景気が浮揚する気配を呈している様相が一瞬表われるのですが、すぐに、その期待は崩れてしまうのが実体です。
つまり、
世界経済(アメリカ経済やヨーロッパ経済)の実体は、不景気の中のインフレというスタグフレーションに向かっているのです。
まさに、
世界経済(アメリカ経済やヨーロッパ経済)の実体は不景気の中のインフレというスタグフレーションに向かっているのに対して、日本経済は不景気の中のインフレというスタグフレーションではなく、不景気の中のデフレスパイラル現象を呈しているという、はたまた、新しい経済現象が起こっている。
この事実は一体何を意味しているのでしょうか?
そんな中で、
世界全体の財政赤字問題がますます酷くなっているわけです。
では、
日本経済と世界経済(アメリカ経済やヨーロッパ経済)の間で一体なぜこんな違いが生じているのでしょうか?
先ず、
嘗て新興諸国だったアジア世界が、経済的に欧米先進諸国に近づいてきた点があります。
まさに、
日本だけがアジア世界の中で先進国だった時代から、中国が続き、その後、タイ、インド、インドネシア、そして、シンガポールと続々とアジア諸国が経済成長を遂げた。
そして、
欧米先進諸国がモノづくりを日本に任せてきたように、今度は、日本がこれらのアジア諸国にモノづくりを任せた結果、世界のモノづくりがアジア諸国に移ってしまったのです。
更に、
日本にモノづくりを任せた欧米諸国、特に、アメリカ経済が後退していったように、いま日本経済が後退を余儀なくされてしまったのです。
その結果、
日本経済が不景気の中でのデフレスパイラル現象に陥ってしまったのです。
まさに、
嘗てのアメリカで起こった現象が、いま日本で起こっているのです。
やはり、
世界は依然、アメリカ経済やヨーロッパ経済を中心に動いているのです。
そうしますと、
世界の潮流は、やはり、不景気の中のインフレというスタグフレーションに向かっていると言えるでしょう。
まさに、
不景気の中のインフレ。
つまり、
スタグフレーション。
まさに、
これからの世界経済のキーワードです。
超格差社会。
まさに、
これからの世界経済のキーワードです。
そこで、
インフレーション/デフレーションに対して、スタグフレーションとは一体何者なのかを検証してみましょう。
インフレーションとは、
需要者(買い手)・供給者(売り手)の両者が成立することによって市場が構築される中で、供給者(売り手)よりも需要者(買い手)がより多くなることによって市場価格が上昇することです。
一般的には景気が好くなることです。
従って、
不景気の時には、景気浮揚策としてインフレーションを起こし、価格上昇で利益をより多く得られるようになった供給者(売り手)を増やすことによって、市場における需要者(買い手)・供給者(売り手)のバランスを取ることができるわけです。
一方、
デフレーションとは、
需要者(買い手)よりも供給者(売り手)がより多くなることによって市場価格が下降することです。
一般的には景気が悪くなることです。
従って、
景気が過熱した時には、景気抑制策としてデフレーションを起こし、価格下降で買いやすくなった需要者(買い手)を増やすことによって、市場における需要者(買い手)・供給者(売り手)のバランスを取ることができるわけです。
まさに、
経済活動において、需要者(買い手)・供給者(売り手)のバランスのとれた善循環策として、インフレーション/デフレーションをコントロールするわけです。
従って、
不景気になるとインフレーション政策をとる。
景気が過熱するとデフレーション政策をとる。
他方、
スタグフレーションとは、
価格上昇しているのにますます不景気が続く、すなわち、悪循環状態のことです。
まさに、
価格上昇すればするほど、需要者(買い手)が減り、ますます不景気になるという悪循環なのです。
そうしますと、
冒頭で論及しましたことが俄然、現実味を帯びてくることになります。
すなわち、
形のないお金が巾を利かせれば利かせるほど、差別主義が蔓延する危険性が大きくなる。
なぜなら、
形のないお金は無限だから。
そして、
差別意識は際限の無い人間の欲望から発生するから。
そして、
際限の無い人間の欲望から生まれた差別意識が、形のないお金を無限につくらせ、マネー資本主義社会を増長させてゆく。
その結果、
利子のつかないお金を適用されるお金持ちは、ますますお金持ちになり、
利子のつくお金を適用される貧乏人は、ますます貧乏になってゆく。
まさに、
格差社会から超格差社会へと発展してゆく。
まさに、
利子の概念の正体は、差別意識にあった証。
従って、
利子こそが利益の概念の生みの親に他ならず、
利益の概念こそが差別意識の生みの親に他ならなかったのです。