Chapter 12 四次元時空間映画

前章で、夢の世界と所謂現実の世界−いままで、わたしたちが現実の世界だと信じてきた、目が醒めている時の世界を、所謂、で表現してきましたが、今後は現実の世界と表現しますので、勘違い無きよう留意してください−の橋渡し役をしている世界があって、実はそれが四次元世界であると申しました。
夢の世界が五次元世界であり、現実の世界が三次元世界であるから、劇場の五階と三階を往来するには、否応なく四階を通って行かなければならない、すなわち四次元世界を通らなければならないのが、その理由でした。
現実の世界が三次元立体の世界であることは、みなさんも理解できるでしょう。
問題は、夢の世界がなぜ五次元世界なのかが、理解できないのだと思います。
そこで四次元世界のことを、先ず理解しなければなりません。
わたしたちが生きている三次元立体世界に時間の要因が入った時空間世界が四次元世界であるのですが、それでは三次元空間世界と四次元時空間世界との違いは何でしょうか。
三次元空間世界は、四次元要因である時間に支配されている世界であるのです。
そうしますと、四次元時空間世界は時間に支配されていないで、次の五次元世界の五次元要因に支配されている筈だと類推されるわけです。
わたしたちが存在している宇宙は運動している世界です。
運動している宇宙は時空間世界までだと、わたしは考えています。
すなわち四次元世界までが、わたしたちの宇宙であるのです。
著書、「神はすぐ傍」で五次元世界のことを、お話しました。
宇宙に存在するすべてが五次元要因であり、それらを包含する絶対宇宙なるものが五次元世界と考えるべきだと説明致しました。
わたしたちの存在している宇宙が、回転運動する宇宙−この世界を全体宇宙と称しました−に対してまったくの静止と沈黙と暗闇の世界を絶対宇宙と称して、人知の及ばない世界と致しました。
人知の及ばない世界など、わたしたちには関係ないので無視すればいいのですが、どうやらわたしたちの全体宇宙は絶対宇宙から誕生してきたことがわかり、いつかまた絶対宇宙に回帰(円回帰)していくらしいことが、最近のニュートリノの質量を計量することに成功したこと−日本人の方の偉業で昨年ノーベル賞を受賞された−で、わかってきたのです。
従って、わたしたち全体宇宙の生みの親であるのですから、無視など出来ないのです。
自分を知る為には、自分を生んだ親を知ることです。
それを、夢の世界で展開してくれているのです。
わたしたちが生きている三次元空間世界は、四次元要因の時間に支配されています。
四次元時空間世界は、五次元要因のすべての存在に支配されていますが、時間を支配することができる世界です。つまり過去や未来を自由に往来することができるが、どんな人間が現れてくるかわからない、どんな世界が現れてくるか選ぶことのできない世界だと言えます。
わたしたちが観ている夢の世界を思い出してください。
負夢においては、まさしく時間を支配しています。過去に戻ったり、未来に飛んだり自由自在です。
更に、行ったこともない世界が展開されています。
最近流行のSF映画そのものの世界が、負夢の中で展開されている。
これはまさしく五次元世界であります。
正夢においても、三次元空間の現実の世界の延長線であるようですが、その中に時空間を超えた存在が現れてきます。
従って、正夢も実は五次元世界なのです。
厳密に言えば、五次元絶対宇宙を垣間見ているのです。
現実の世界である三次元空間世界。
夢の世界である五次元絶対世界。
その間にあるのが、四次元時空間世界。
現実の三次元映画と夢の五次元映画の間を毎日往来しているわたしたちは、途中で四次元時空間映画を観ているのです。
それでは、次の章で、ちょっと四階の四次元時空間映画を観てみることにいたしましょう。