第四十二章  最強軍団―6

江戸に入った一行は ある芝居小屋に逗留した

その芝居小屋は 女形で有名な玉三郎のいる一座だ

玉三郎は 半蔵の手の者で かなり前から半蔵が江戸に送り込んでいた

もう江戸では 玉三郎の名は轟いていた

また 高島屋は越後屋と並んで 大奥御用達の大店だ 

そして新七が大奥女郎として三人の綺麗どころを送り込んである

大奥を取り仕切る お福失脚の仕掛けは クモの巣のように張られていた

そして 黄門さまの お出ましだ

家光に対面を申しいれた 

黄門さまの狙いは 武蔵を家光に見せることだった

そして対面のおり 黄門さまは 家光の 御前試合を催すことを提案した

世に言う 寛永の御前試合だ 

そこで 武蔵と十兵衛を闘わせるのが 狙いだ

家光は 十兵衛のことを 疎んじている 

そこがつけ目の ふたりの対決だ

一方で 大奥の罠は着々と進められていたさあ いよいよ 御前試合の日が来た