為政者たちの陰謀

わたしたち日本人は、60年前に敗戦という衝撃を経験して、“これではいけない、何とかしなければ”と危機感を募らせ、戦後復興に頑張り、高度経済成長を遂げましたが、やがてバブル経済崩壊で再び日本経済は疲弊しました。
ところが、高度経済成長で頽廃し切った日本の政界・財界・官界の癒着構造が、姑息な手段によって、赤字国債・地方自治体の赤字・財政投融資合わせて1200兆円を超える財政赤字という付けと共に、今度は表面上切り抜けたように見せかけた。
殆ど死に体状態だった日本の金融機関を、長期ゼロ金利政策で以って、1400兆円という世界を駆け回る7000兆円の総キャッシュフローの20%を占める国民の貯蓄資産の金利を凍結させ、本来、国民の利息となるべきだった分を、死に体状態だった日本の金融機関の利益に化けさせ、莫大な不良債権を減化償却という名目で処理させた張本人は財務省に外なりません。
当然のことながら金融機関からの税収入は激減し、財政赤字はますます膨れ上がるのは必然の結果であります。
わたしたち日本人の1400兆円の貯蓄は、実質、財務省・日銀・民間銀行によって食い潰されてしまっているのです。
バブル経済崩壊による金融破綻問題を、わたしたち日本国民に気づかれないようにして、我々の貯蓄を吸い上げるという巧妙且つ姑息な手段は、これだけ情報化社会になれば、明確な原因で社会問題を引き起こすことは自分の命とりになることを重々承知している為政者たちの陰謀だったのです。
嘗て、江戸時代に「相対済まし令」、昭和初期と戦後のモラトリアムといった、為政者からの一方的な通達で国民は一文無しにされたことがありました。
しかし民主主義社会では、こういった為政者の圧政はもはや不可能になり、仮にそういう事態になったら暴動が起こり、彼らの首は間違いなく胴体から離れます。
彼らはそういうことを、常にわたしたちより真剣に予測しています。
為政者の悲しい宿命であるのです。
戦争という対外問題を引き起こすことで戦争犯罪者をつくり、内政問題から国民の目を逸らすのが為政者たちの常套手段であったのですが、今はそれもできない彼らは別の犯罪者をつくり、彼らをスケープゴートにして国民の目を向けさせるでしょう。
一体誰が責任あるのか特定できないような社会問題が起こることで、社会は衝撃を受け、流れの反転現象のきっかけになる。
社会の破綻、特に凶悪犯罪が蔓延する社会が、その衝撃にきっかけをつくるように思えてなりません。
青少年たちの犯罪が激増しています。
将来の日本を托す彼らが、為政者たちによってスケープゴートの標的にされるかもしれません。
わたしたちは一刻も早く夢から醒めなければなりません。