目覚めよ!人間!

何人かの識者の著作を紹介しましたが、わたしが強調したいのは、政治家や官僚が悪いのどうのという問題ではなく、なぜ人間社会だけに差別や不条理が罷り通り、挙句の果てに、戦争という悲劇が繰り返されるのかという点であります。
わたしたち人間だけが何事も善悪で判断する結果、差別・不条理そして戦争が繰り返されるのです。
“自分が善くて、あいつが悪い!”
だから差別・不条理そして戦争が発生する。
“自分の家族が善くて、あいつの家族が悪い!”
だから差別・不条理そして戦争が発生する。
“自分の会社が善くて、あいつの会社が悪い!”
だから差別・不条理そして戦争が発生する。
“自分の社会が善くて、あいつの社会が悪い!”
だから差別・不条理そして戦争が発生する。
“自分の国が善くて、あいつの国が悪い!”
だから差別・不条理そして戦争が発生する。
“自分の宗教が善くて、あいつの宗教が悪い!”
だから差別・不条理そして戦争が発生する。
自他の間に善悪の判断をする。
この二つの区分けが差別・不条理そして戦争を発生させるのです。
自他の区分け。
善悪の区分け。
何事も区分けすることが人間の持っている最大の問題であるわけで、先ず、自他の区分けをして、更に、自分を都合の好い側に置くために、他者を無理やり都合の悪い側に置くことによって、差別・不条理、挙句の果てに、戦争までしでかすわけです。
政治家や官僚がしていることも、結局は、差別・不条理なことであって、それは、自分を都合の好い側に置きたい一心で、他者、つまり、一般国民を都合の悪い側に置こうとするわけで、自他の区分けと、善悪の区分けが重なって発生した結果なのです。
この重なった区分けを恒久的に維持しようとする結果発生したのが、支配者側と被支配者側に区分けした社会の構築になるわけで、恒久的な差別・不条理のシステムが世襲・相続の慣習になるのです。
人間社会だけにある、差別・不条理そして戦争は、人間社会だけにある支配・被支配二層構造と世襲・相続の慣習に集約されているのです。
政治家や官僚が悪いのは、人間社会だけにある支配・被支配二層構造と世襲・相続の慣習が為せる業であることを、わたしたちは今こそ目覚めなければならないのです。

目覚めよ!日本人!−終わり−