第九十一章 不文明を文明する是すなわち非文明

文明とは不文明に過ぎず、真の文明とは非文明に他ならない。
そこで、
不思量底を思量する、是すなわち非思量。
曹洞宗の開祖道元の言葉です。
不と非の違いは、一体何を意味しているのでしょうか?
不真面目と非真面目。
まさに、
真面目が不真面目を経験して非真面目になる。
始点からはじまって円周を経由して終点に戻る。
従而、
真面目・不真面目は二元論世界の二元要因であり、真面目を好く、不真面目を好くないと錯覚し勝ちだが、実は、真面目は不真面目の不在概念に過ぎず、真面目=不真面目であることを悟ると、真面目も不真面目も超える非真面目に到達できるわけです。
まさに、
文明とは不文明に過ぎず、真の文明とは非文明に他ならないのです。