第七十四章 本質→実体→現象

弁証法では、現象から実体を見抜き、そして最終的には本質に辿る。
そして、
歴史観では、現象→実体→本質と辿らなければならない。
従而、
間違いの元は最初にする可能性が一倍高いゆえに、ボタンのかけ間違いという諺があるように、現象レベルで間違っていれば、元も子もないのです。
ところが、
「二十世紀までの(従来の)歴史観」は、最も古い過去から構築された歴史観でした。
過ぎ去った過去の最も遠い出来事から辿る歴史観は、最も間違いを冒す危険性が多いことは言うまでもありません。
逆に言えば、
過ぎ去った過去の最も近い出来事から辿る歴史観は、最も間違いを冒す危険性が少ないことは言うまでもありません。
まさに、
過ぎ去った過去の最も近い時制を現在という所以に他ならない。
従而、
歴史とは、現在の出来事から辿らなければならないのです。