第十九章 唯一絶対の歴史観

「従来の(二十世紀までの)歴史観」は、複数相対の歴史観であり、文字通り、ニセモノの歴史観に他ならなかったのです。
なぜなら、
ホンモノは唯一絶対のものだからである。
言い換えれば、
ホンモノは繰り返されることは決してなく、後にも先にも一度限りのものだけがホンモノだからである。
従而、
ホンモノの世界は、過去・現在・未来という(水平的)時間の存在しない世界なのです。
表現を換えれば、
ホンモノの世界は、『今、ここ』という時間の存在しない(垂直的時間の)世界なのです。
まさに、
“愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ”というドイツ帝国の宰相だったビスマルクの有名な格言は逆さまであり、
“愚者は歴史に学び、賢者は経験に学ぶ”
が真理だった。
なぜなら、
歴史の真理は、唯一絶対の歴史観に基づかなければならないからです。
まさに、
「新しい(二十一世紀からの)歴史観」は、唯一絶対の歴史観に他ならない所以がここにあるのです。