決別六日目

拝金主義の原点にあるのは、唯物主義であることは言うまでもない。
ところが、唯物主義者にとって金は決して価値あるものではない。
過去からの人類の歴史を鑑みれば、彼らにとってそれは当然の帰結である。
戦争をすれば、金つまり貨幣などはまったく意味を成さないのであり、物が重要になる。
先ず、食物、そして衣類、住居(土地)。
即ち、生活の原点である衣食住である。
資産というものには、固定資産と流動資産がある。
金とは流動資産のことだ。
世界の現実を見てみると、明らかに流動資産つまり金が重要な時代になっている。
嘗ての戦争は領土争いや、物の奪い合いの戦争であったが、現代では金の奪い合いになっている。
湾岸戦争に端を発して、イラク戦争、そして北朝鮮問題などは、明らかに金の奪い合いである。
湾岸戦争での一番の敗戦国はイラクではなく、90億ドルの金を略奪された日本である。
今回のイラク戦争でも、再び日本が敗戦国になって金を奪われることになるだろう。ヨーロッパでは、日本のことを、そういう立場で見ている。
金というものは本来実体の無いもので、人間同士の約束の上で成り立っているものだ。
一度戦争が始まれば、そのような約束事はすべて反故にされてしまう。
近代社会になってからの約500年間で、戦争回数の一番多い国はイギリスで81回、フランス72回、ドイツ24回、日本9回である。
現代社会になってからのアメリカの戦争回数は5年に1回している。
アイゼンハウワー元アメリカ大統領が退任する際にした演説は有名だ。
彼は元軍人でありながら、産軍複合体(Military Complex)の台頭に警鐘を鳴らした。
産軍複合体(Military Complex)こそが今回のイラク戦争を起こした張本人である。
彼らは金融市場をも支配している。
現代の戦争は、金の奪い合いなのである。
金とモノを彼らの支配力でリンク(担保)させているだけだ。
金は持ち運びも便利な万能なものになった。
そのベースにあるのが偶像崇拝の拝金主義という宗教である。
日本という国は、モノの無い国だ。
従って、拝金主義に走らざるを得ない。
モノが豊富にあるアメリカが何故に拝金主義に走ったのか、世界史の陰の部分だ。
ヨーロッパ(中東も含めて)が世界の表の部分であり、アメリカが陰の部分で、その陰の部分に更に覆いを被らされているのが、拝金主義国家日本である。
先ずはお年寄りと子供たちから・・・アメリカナイズされた文化と決別することである。