決別三十四日目

街金融つまりサラ金業者がテレビで堂々とコマーシャルをしている様子は、まさにこの国も行く着く処まで来てしまった感がする。
アメリカでもこの類の高利貸しは存在するが、駅前の一等地に堂々と店を構え、公のマスメディアで広告宣伝するようなことは一切ない。
アメリカという国は本音と建前がはっきりしているのが特徴で、表の世界に住む人種と、裏の世界に住む人種が交わることがない社会システムになっている。
テレビ番組でも子供教育に害を撒き散らすような場面を徹底排除する一方で、有料深夜番組ではアダルト番組を、これでもかと思うぐらいのサービス精神で放映する。
日本という国はこの区分けが徹底して為されていない。
サラ金業者のテレビ宣伝などはこの国ならではで、アメリカ人が見ると信じられないとため息をつく。
裏表の無い社会が理想だが、吹き溜まりが要るのが人間社会ならきっちりと区分けすることが肝要だ。
アメリカと日本のこの違いが青少年の学力差として顕れている。
世界一の教育水準を誇っていた日本だったが、暗算程度の計算すらできない青少年が増えてきているのが現状だ。
一方、以前のアメリカには計算ができない青少年が多かったのが、今はめっきり減っている現象とは対照的である。
裏の世界の連中が表舞台にスター気取りで登場するこの国の悪習慣を改めない限り、サラ金天国は続き、青少年のレベル低下による犯罪は増え続けるだろう。
サラ金業者が繁栄するような社会は、まさに拝金主義にまみれた社会だ。
先ずは青少年から・・・拝金主義と決別することである。