決別三十三日目

いま日本では、マンションブームが起こっている。
市街地に高層マンションを建てるのが流行して、郊外にベッドタウンを造りはじめてから半世紀近く経過した今、市街地住宅への呼び戻し現象が起きようとしている。
バブルが弾けてから坂をころげ落ちるように下がり続けた不動産の価値は、住宅環境まで変えようとしている。
市街地の土地価格が高いものだから土地価格の低い郊外に住宅地を移したのに、交通の便がよい市街地の土地価格が暴落したら、呼び戻し現象が起きるのは当然だ。
不良債権の対象となった市街の空き地の殆どが車の駐車場になっている。
24時間パーキングと名売って、時間貸しから分貸しの駐車場ブームになっている。
小さな土地を利用しての駐車場だが、バブルの頃に建てられたビルだが、再びこれらの土地がマンションブームの対象になる可能性は大きい。
アメリカでは、この呼び戻し現象は20年前に起こり、10年前から再び郊外に住宅地が移動する現象が起こっているのが住宅建築ブームとなって、アメリカの好景気の要因になっていた。
日本という国は、アメリカより10年から20年遅れてあとをついている。
高層マンションブームも一時の流行にしか過ぎないことが見えてくる。
商業主義・拝金主義の為せる業であることを夢々忘れてはならない。
高利貸し業になり下がった銀行が唯一当てに出来る貸し手が、住宅ローンを利用するマンション購入者と、地獄への案内人・サラ金業者だけである。
先ずは三十代会社員から・・・マンションギャラリーと決別することである。