決別二十五日目

1985年のプラザ合意によって、ドルを中心に世界の金の価値が音を立てて崩れていった。
実質貨幣制度の崩壊である。
そしてその翌年からバブル経済が発生した。
バブル経済とは貨幣つまり金がバブル(泡)になったことを意味している。
金や銀のように貨幣そのものに価値があってはじめて貨幣の意味(本位貨幣)があるわけだが、ただの紙きれである紙幣は社会の約束事があってはじめて意味を持つ。社会の約束事がなくなったのがプラザ合意だ。
泡のような紙きれが飛び交うバブル経済は、それまでの経済メカニズムをすべてご破算にした。
不良債権とは泡が弾けたあとのバブル滓だ。
プラザ合意以前の経済メカニズムで処理しようと思っても所詮無理な話である。
すべての債権債務を水に流すしか道はない。
以来政府・行政・財界が結託して銀行の不良債権を国民の金で処理させてきた。
債務を棒引きされたのは実は銀行だ。
債権を踏み倒されたのは実は国民だ。
日本の銀行の格付けが最近よくなってきた。
日本の大企業の業績が最近よくなってきた。
日本の国民の貯蓄内容がどんどん悪くなってきた。
日本の国家の格付けがますます悪くなってきた。
日本の銀行や大企業の推移と、日本の国民や国家の推移とは反比例している。
政府・行政・財界と国家・国民とは相克関係にあるのが現代日本の実態である。
先ずは日本国民ひとり一人から・・・政府・行政・財界と決別することである。