決別十九日目

団塊の世代が60代に近づいた。
高齢化社会の主人公である。
日本経済はこの世代を実に粗末に扱ってきた。
最後の仕上げがリストラであり、彼らがリストラの最大ターゲットにされた。
大企業はこの世代を会社の首脳陣から削除したのだ。
大企業の幹部役員はこの団塊の世代を挟んだ形で構成されていると言っても過言でない。
大企業の幹部たちは、この大きな塊を上手く使い切れずに、目先の利益だけに汲々とした脳無し連中だ。
脳無し連中が年金を貰い悠々自適に退任後を楽しんでいる一方で、団塊の世代が一番多くの年金資金を提供してきたにも拘らず、年金をもらえるかどうかも怪しくなってきているのだ。
戦後日本経済の原動力であった団塊の世代が使い捨てライターのように今扱われている。
日本という国は、貢献した人間を厚遇せずに、彼らの残した功績をハイエナやハゲ鷹の如く盗み取りした連中が偉くなる風土だ。
世界の発想は狩猟型だから、猟のよく出来る人間が当然人の上に立つ。
日本の発想は農耕型だから、天候という自然に左右され、人間の努力裁量は極めて少ない風土があり、能力があっても協調性が無いとのけ者扱いされ、個人能力よりも協調性が重んじられる。
高齢化問題などと絶対言わせない社会を、団塊の世代はこれから構築していかなければならない。
先ずはお年寄りと子供たちから・・・高齢化・少子化問題と決別することである。