日本という外国

明治維新によって誕生した新生日本の日本人は、それ以前の日本に住む日本人とはまったく違った人種であった。
まさに、
陸奥宗光の本名がイワノフ・ボロビッツだったのか?
イワノフ・ボロビッツの本名が陸奥宗光であったのか?
日本という国は外国だったのか?
外国が日本という国になったのか?
このバトン・タッチの時期が必ずあることを、人類は忘却している。
猿から猿人に、猿人から人類にバトン・タッチした時期が必ずあったように。
他の生きものたちはすべて、無意識の中で自覚している。
だから、
シベリアのトラも中国のトラもインドのトラも同じ言葉を遣っているのである。
大英博物館にあるユダヤ百科事典の日本の件に、明治維新以降の日本の記述があり、京都伏見で明治天皇一行の行列を観たスコットランド人のノーマン・マックレオドの見物記で、明治天皇自身のみならず、一行すべてが、ロシア貴族フォン・エプスタイン家の人たちのようであると記述されている。
明治維新によって、日本は以前の日本とまったく違う新生日本になっていたのである。
従って、
現代日本に生きるわれわれ日本人は、江戸時代までの旧日本人にとっては外国人に他ならなかったのである。
逆に言えば、
江戸時代までの日本人にとっては、現代日本に生きるわれわれ日本人は外国人に他ならなかったのである。