元祖裏切り民族

人間社会だけに独裁者が登場する。
その所以は、本音と建前二本立ての生き様をするのが人間だけだからである。
まさに、
霊長類の進化の最先端にいた人類が、人間に変身してゆく中で、本音と建前二本立ての生き様をするようになった証こそが知性の発達に他ならず、知性にも功罪両面が内在することが、アダムとイブがエデンの園から追放されて以来、二元論世界になった人間社会の宿命になってしまったのである。
最古の民族として自負するヘブライ人を始祖とするユダヤ民族は人種ではなく、宗教で括られた民族である。
ユダヤ教徒であるなら、人種的には白人であろうが、黄色モンゴロイドであろうが、アフリカン黒人であろうが、ユダヤ人になれる。
そして、
ユダヤ人の核になるユダヤ教徒にイエス・キリストがいて、イエス・キリストを十字架に架けたのがユダヤ人自身だった。
ユダヤ人こそ裏切り者の元祖である所以で、爾来、裏切り者の元祖ユダヤ人は、人間社会から忌み嫌われてきた。
ナチス・ドイツを率いて第二次世界大戦を惹起したアドルフ・ヒットラーが虐殺したユダヤ人は似非ユダヤであって、イエス・キリストを十字架に架けたユダヤ人ではない。
彼らにとって頼みの綱は金力しかない。
金は裏切り者かどうかで相手を選ばないからである。
嘗て、ハプスブルグ王朝からブルボン王朝、大英帝国の陰の支配者として君臨し続けたロスチャイルド家は、紙幣製造の権利を保持し続けて、1913年にドル紙幣製造権を獲得してFRB(連邦準備制度理事会)を設立した。
その礎をつくったのが、英国銀行であった。
一方、
東の果ての国でも日本銀行の前身である造幣局が、FRB(連邦準備制度理事会)よりも早く設立されようとしていた。
英国銀行のメカニズムを学んだ井上聞多(井上馨)、遠藤謹助、山尾庸三、伊藤俊輔(伊藤博文)、野村弥吉(井上 勝)たちによって、大阪に造幣局がつくられたのは、FRB(連邦準備制度理事会)設立よりも半世紀も早い1871年1月17日(明治3年11月27日)だった。
日本銀行の前身・大阪造幣局初代局長から四代局長までを井上馨、遠藤謹助、井上 勝、伊藤博文で占められていた事実は、以降現代に至るまでの大蔵省支配国家日本の実体なのである。
維新の元勲のひとりであり、初期明治政府の第一人者であった大久保利通が創設した内務省が、太平洋戦争敗戦後の占領軍(GHQ)によって廃省されるまで、内務省と双璧を成していた大蔵省は裏切り者・長州ファイブの連中によって権力は維持され現在まで至っているが、彼らを英国で指導したグループがいた。
その手先が長崎の武器商人だったトーマス・グラバーだが、彼らの背景にいたのが、まさに、裏切り民族の元祖に他ならなかった。