本物の女性

髪の乱れに 手をやれば

片情けの わが恋ながら

捨てたお方の 幸せを

祈る女の性(さが)悲し

春は二重(ふたえ)に巻いた帯

三重(みえ)に巻いても余る秋

投げて届かぬ想いの糸が

胸にからんで 涙をしぼる

大和撫子とは こんな女(ひと)

少しでも 煎じて飲めよ

あんたたち