懲りない男と女

初めての恋は 無知な恋

相手を思いやる余裕ない

だから必ず壊れる

二番目の恋は わがままな恋

初めての恋を引きずっている

だから自分から壊す

三番目の恋は 反省の恋

壊し壊され痛みを知る

だから自然に消えてゆく

四番目の恋は 愛の恋

相手を思いやる優しさがある

だから絆が生まれる

五番目の恋は 結婚の恋

何かどこかでひっかかる

これでよいかと思う恋

はかない恋ほど思い出の色は濃い

惰性に陥った恋ほど思い出の色は薄い

だけど思い出は 愛の蜃気楼

薄いぼやっとしたのが蜃気楼

愛とは恋の蜃気楼

初めが恋で 最後が愛

思いどおりにならない恋 

これが男の恋の物語

女の恋の物語はどんでん返し

誰かが言った

男は最初の男になりたがる

女は最後の女になりたがる

無理なはなしをする男と女

それでも懲りない男と女