第十章 あるのは支配する者と支配される者だけの人間社会

「組織の時代」であれ、「個人の時代」であれ、全体のためのものであるためには、開放社会でなければならない。
では、
開放社会とは、一体誰を開放するためなのか?
逆に言えば、
閉鎖社会とは、一体誰を閉鎖するためなのか?
まさに、
圧倒的多数の一般大衆に他ならない。
言い換えれば、
圧倒的多数の被支配者に他ならない。
では、
閉鎖社会とは、一体誰が閉鎖するためなのか?
まさに、
一握りの数の支配者に他ならない。
畢竟、
一握りの数の支配する者と圧倒的多数の支配される者だけの二層構造の人間社会だけにある差別社会なのだ。
この事実を、我々圧倒的多数の一般大衆は自覚しているのだろうか?
ここが問題なのである。