第五章 理想は無法社会

組織は個人の不在概念である。
言い換えれば、
個人が不在の状態を組織と言うのである。
まさに、
個人の意識を喪失させられたから奴隷になったのが古代奴隷時代だ。
組織の意識を誕生させたから王と家来の双務(対等)契約になったが、奴隷は依然奴隷のままだったのが中世封建時代だ。
個人の意識を喪失させられたから農奴になったのが近世絶対王政時代だ。
組織の意識を復活させたから国家と国民の双務(対等)契約になったが、支配者(主権)は依然国家の側にあって国民は奴隷や農奴と何ら変わらなかったのが近代民主主義時代だ。
そして、
個人の意識を第一義にして、支配者被支配者の区別(差別)がない共同体社会が、これからやってくる新しい個人の時代だろう。
従って、
憲法も法律もない、まさに、無法時代がやってくる。
そして、
自由競争経済よりも更に効率のいい経済である無法経済になるだろう。
まさに、
自然社会は無法社会であり最も効率的社会でもあるのが何よりの証である。
そして、
無法社会では、世襲・相続の慣習など介入する隙など微塵もない。