第七章 50億円の一生

私有財産は認めても、世襲・相続は認めない、という考え方こそ、実は、真の共産主義だったことは、原始共同体社会が証明している。
そんな社会では、大国家、大会社、大金持ちといったものは絶対に生まれないから、格差社会など発生するべくもない。
なぜなら、
ひとつのクニ、ひとつのカイシャ、ひとりのヒトが一生で使えるカネの量などたかが知れていて、GDPが1000兆円のアメリカや、売上げが50兆円のウォール・マートや個人資産が5兆円のビル・ゲーツのような化けものなど発生するべくもないからだ。
ひとりのヒトが一生で使えるカネの最大量など精々50億円程度だから、それ相応のGDPのクニでいいし、それ相応の売上げのカイシャでいいし、それ相応の資産のヒトでいい。
それなら、50億円の借金をして破産するぐらい誰でもできるだろう!