(その九)明治維新の欺瞞性

日本という国はアメリカ合衆国よりも歴史が浅い国なのだ。
なぜなら、アメリカの建国は1776年であるのに対して、日本の建国は1868年(明治元年)だからである。
1868年(明治元年)以前の日本と以後の日本では、名称は日本国であっても、内実はまるで違う国なのだ。
1868年(明治元年)以前の日本国の民族は大和民族であったが、1868年(明治元年)以後の日本国の民族は雑種民族である。
大和民族とは、純潔種ではなく、まさに、文字通り、大いなる和で以って成し遂げられた民族なのである。
民族と人種では根本的に異なる。
ユダヤ人という名称は人種ではなくユダヤ教という宗教で括られた民族であるのに対して、ヘブライ人という名称はアラブ人のハム族の派生種であり、まさに、人種であるように、大和民族は人種ではなく民族に他ならない。
日本国の人種の歴史は、飽くまで、縄文人(先住民)と弥生人(侵略民)の歴史であり、大和民族とは弥生人(侵略民)の別称であり、アイヌ、蝦夷、夷(えびす)、熊襲などを総称したのが縄文人(先住民)である。
インドでも、インド人という民族はあっても人種はない。
インド・アーリア系が侵略人種、ドラビダ系が先住人種であって、彼らの間の区別(差別)手法がカースト制度に他ならない。
インドのカースト制度を真似た徳川家康がつくったのが「士農工商」制度であり、そこから部落差別の悪癖が生まれた。
日本国の悪癖だけを踏襲し、善い慣習を破壊して建国されたのが、1868年(明治元年)以後の日本、すなわち、現在の日本という国なのである。
明治維新とはまさに国替え革命だったのである。