(その六)人類のルーツ

天照(アマテラス)と天宇受女(アメノウズメ)。
イザナギとイザナミがアダムとイブなら、須佐乃男(スサノオ)がアブラハムで天照(アマテラス)がサラで天宇受女はさしずめハガルである。
アブラハムはまさに人類の祖先であり、サラとの間に生まれた子供イサクが人類の末裔に繋がる。
しかし、サラは当初子供を産むことができなかった。
その時、サラの女奴隷であるハガルの腹を使って夫アブラハムとの間にイシュマエルという子供を産ませたが、ハガルはイシュマエルをお腹の中に孕むと、主人のサラを軽んじるようになった。
日本書紀では、天照(アマテラス)と須佐乃男(スサノオ)はイザナギとイザナミの子であり、姉弟である。
ところが、天照(アマテラス)は須佐乃男(スサノオ)の子供を三人産んでいる。
宗像三女神で有名な、田心姫(タゴリヒメ)、湍津姫(タギツヒメ)、市杵島姫(イチキシマヒメ)である。
朝鮮半島と日本列島を結ぶ神だ。
宗像三女神の末姫である市杵島姫(イチキシマヒメ)こそ石上神宮の八神の一人であり、現在に至るまで石上神宮の宮司をしている石川氏の祖先であり、82代を誇る丹後一宮であり、元伊勢である籠神社の宮司海部家の祖先でもあり、出雲族、つまり、縄文人の末裔なのである。
彼らは朝鮮人(高句麗人)でも、中国人(支那人)でもなかった。
籠神社の海部氏は、彦火明命(ヒコホアカリノミコト)を祖とし、当社の創建以来、代々奉斎をしてきたとされ、現在は82代目である。
4代目の倭宿禰命は神武東征の際に亀に乗って神武天皇の前に現れ、大和国へ先導した。
彦火明命(ヒコホアカリノミコト)は天火明命(アメホアカリノミコト)、天照御魂神(アマテルミタマノオオカミ)、天照国照彦火明命(アマテルクニテルミタマオオカミ)、饒速日命(ニギハヤヒノミコト)だけの別名を持つ。
籠神社では、彦火明命(ヒコホアカリノミコト)を主祭神とし、豊受大神(トヨウケノオオカミ、別名:御饌津神)、天照大神(アマテラスオオミカミ)、海神(ワタツミノカミ)、天水分神(アメノミクマリノカミ)を相殿に祀っている。
瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)は天照大神(アマテラスオオミカミ)の命により、葦原中国を統治するため高天原から日向国の高千穂峰に降り(天孫降臨)、吾田国の長屋の笠狭碕に到達した。
そこで大山祇神(オオヤマツミ)の娘を娶り、ホデリ(海幸)・ホスセリ・ホオリ(山幸)を生んだ。
ホオリの孫が神武天皇である。
瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)は亡くなった後、筑紫の日向の可愛の山陵に葬られた。
名前の瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)は「アメニギシクニニギシ」(天にぎし国にぎし)は「天地が豊かに賑う」の意である。
「ニニギ」は「ニギニギしい」の意で、「にぎやか」と同源語である。
神話上ニニギの一族とされている上述の天忍穂耳尊やホデリ・ホスセリ・ホオリとは名前に稲穂の「ホ」がある点で共通している。
「ホノニニギ」は稲穂が豊かに実ることの意味である。
更に、瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)は農業の神として信仰されており、霧島神宮(鹿児島県霧島市)、高千穂神社(宮崎県西臼杵郡高千穂町)、新田神社(鹿児島県薩摩川内市)、築土神社(東京都千代田区)などに祀られている。
ニニギ(アメニギシクニニギシアマツヒコヒコホノニニギ)は、日本神話に登場する神であり、古事記では天邇岐志国邇岐志天津日高日子番能邇邇芸命、天邇岐志、国邇岐志、天日高日子、日本書紀では天饒石国鐃石天津彦火瓊瓊杵尊、天津日高彦瓊瓊杵尊、彦火瓊瓊杵、火瓊瓊杵などと表記され、一般には瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)と書かれる。
まさに、農耕型民族、弥生人の祖先に他ならない。