(その十四)真実の愛は心中に至る

愛憎を超えることが真実の愛であり、真実の愛の究極の形態が心中に顕れる。
好きで身を焦がし、嫌いで身を焦がして、好きと嫌いが一枚のコインの表と裏であることを知って、はじめて、好きと嫌いを超えた真実の愛を理解できる。
そして最後に心中に至る。
善いで身を焦がし、悪いで身を焦がして、善いと悪いが一枚のコインの表と裏であることを知って、はじめて、善いと悪いを超えた真実の愛を理解できる。
そして最後に心中に至る。
強さで身を焦がし、弱さで身を焦がして、強さと弱さが一枚のコインの表と裏であることを知って、はじめて、強さと弱さを超えた真実の愛を理解できる。
そして最後に心中に至る。
賢さで身を焦がし、愚かさで身を焦がして、賢さと愚さが一枚のコインの表と裏であることを知って、はじめて、賢さと愚かさを超えた真実の愛を理解できる。
そして最後に心中に至る。
富で身を焦がし、貧しさで身を焦がして、富と貧しさが一枚のコインの表と裏であることを知って、はじめて、富と貧しさを超えた真実の愛を理解できる。
そして最後に心中に至る。
幸福で身を焦がし、不幸で身を焦がして、幸福と不幸が一枚のコインの表と裏であることを知って、はじめて、幸福と不幸を超えた真実の愛を理解できる。
そして最後に心中に至る。
天国で身を焦がし、地獄で身を焦がして、天国と地獄が一枚のコインの表と裏であることを知って、はじめて、天国と地獄を超えた真実の愛を理解できる。
そして最後に心中に至る。
神で身を焦がし、悪魔で身を焦がして、神と悪魔が一枚のコインの表と裏であることを知って、はじめて、神と悪魔を超えた真実の愛を理解できる。
そして最後に心中に至る。
健康で身を焦がし、病気で身を焦がして、健康と病気が一枚のコインの表と裏であることを知って、はじめて、健康と病気を超えた真実の愛を理解できる。
そして最後に心中に至る。
すべては、真実の愛、つまり、心中に収斂する。