(その十一)日本の神

鬼門中の鬼門に鎮座する神は国津神(くにつかみ)と呼ばれ、古来、神道では、国常立命(くにとこたちのみこと)が司っている。
国津神は裏の世界の神と言うわけだ。
一方、
表の神は天津神(あまつかみ)と呼ばれ、天御中主命(あめのみなかしゅのみこと)が司っている。
日本の皇祖神である天照大神は、天御中主命(あめのみなかしゅのみこと)の流れを汲んでいるというわけだ。
だから、
天照大神を奉っている伊勢神宮が表日本一宮なのである。
つまり、
伊勢神宮が天津神を奉る一宮ということになる。
だから、
一年十二ヶ月の中、十月(神無月)以外は、伊勢神宮に八百万(やおよろず)の神が集うのである。
他方、
天照大神の弟である素佐乃男命は、表の世界から追放されて裏の世界に閉じこめられたから、国常立命(くにとこたちのみこと)の流れを汲んでいるというわけだ。
だから、
素佐乃男命を奉っている出雲大社が裏日本一宮ということになる。
だから、
一年十二ヶ月の中、十月(神無月)だけは、出雲大社に八百万(やおよろず)の神が集うのである。
おかしな話だ。