(その十)新しい日本のはじまり

明治の代は、明治元年に始まったのではなく、明治22年2月11日に始まったのである。
大日本帝国憲法、いわゆる、明治憲法が発足した明治22年2月11日が、明治時代、つまり、明治天皇の治世の代というわけだ。
1868年(明治元年)から1889年(明治22年)の22年間に、江戸時代までの日本と、新しい日本との入れ替えが為されたのである。
そして、その後に、日清戦争(明治27年から明治28年)、日露戦争(明治37年から明治38年)と10年毎に、日本は欧米列強帝国主義の波に呑まれていくことになる。
では、明治元年(1868年)から明治22年(1889年)の間の日本に何が起こったのか?
その鍵を握るのが、トーマス・グラバーである。
ここに一枚の写真がある。
『維新の群像』と呼ばれる写真だ。
1866年に撮影されたものだと言われている。
『維新の群像』と呼ばれるだけに、怱々たるメンバーが並んでいる。
坂本龍馬、西郷隆盛、桂小五郎、大久保利通、高杉晋作、中岡慎太郎、そして、勝海舟・・・。
徳川幕府の閣僚であった勝海舟がいるのはどうしたことだろうか?
更に、中心の位置に、外国人の男性と少女がいる。
更に、その近くに、見たことのある青年がいる。
新しい日本をつくった連中こそ、『維新の群像』なのである。
まさに、
新しい日本は、『維新の群像』から始まったのだ。

参考:『維新の群像』
http://www.dokidoki.ne.jp/home2/quwatoro/bakumatu/ishin.html