第二十章 プラザ合意=マネーゲームの開始ゴング

マスコミが化け物的パワーを持つに至った背景には、文明社会が情報社会になったことがある。
情報社会に欠かせない道具は、言うまでもなくコンピュータである。
まさに、
世界経済が投資経済(実体経済=モノづくり経済)から投機経済(仮想経済=マネー経済)に移行していった原因が、文明社会が情報社会に移行していったことにある。
従って、
投機経済(仮想経済=マネー経済)をつくった張本人は、コンピュータに他ならないのである。
1980年代に入って、コンピュータの性能は、ハードウェアーのみならず、ソフトウェアーも飛躍的に伸びた。
いわゆるスーパーコンピュータが、安価に手に入る時代が、1980年代に入って可能になった。
その結果、
逸早く、スーパーコンピュータを導入したのが、金融機関だった。
まさに、
マネーゲームが可能になったのである。
そして遂に、
マネーゲームの張本人であるデリバティブ(金融派生商品)という怪物が誕生した。
満を持して、
1985年9月22日のニューヨークのプラザホテルでG5(アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、日本の蔵相会議)が開催されたのである。
まさに、
情報化社会の幕開けであった。
そして、
G5(アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、日本の蔵相会議)の合意事項が世界に発表された。
まさに、
ドル安容認というプラザ合意だ。
これは一体何を意味するのか?
マネーゲームの開始ゴングに他ならないのだ。