ジョニーへの伝言
はじめに

阿久悠さんの「ジョニーへの伝言」と「五番街のマリー」という詩をイメージして、「五番街のマリー」という小説を書き始めましたが、もう一つ小説を書いてみることにしました。
タイトルもその名の通り「ジョニーへの伝言」です。
主人公はマリーではなくて、マリなのがミソです。
もう一つの作品「五番街のマリー」の、主人公はジョニーではなくてジュンです。
しかし、
主人公のマリにとってジュンはジョニー以外にないので、敢えて「ジョニーへの伝言」というタイトルにしました。
ジョニー(ジュン)の立場で書く「五番街のマリー」。
マリー(マリ)の立場で書く「ジョニーへの伝言」。
男と女の永遠の謎に一条の光を当てることができれば、この上ない喜びです。
では、
『ジョニーへの伝言』の詩を紹介してから、本題に入りたいと思います。

『ジョニーへの伝言』
ジョニーが来たなら 伝えてよ
二時間待ってたと
わりと元気よく 出ていったよと
お酒のついでに話してよ
友だちなら そこのところ
うまく伝えて

ジョニーが来たなら 伝えてよ
わたしは大丈夫
もとの踊り子で また稼げるわ
根っから陽気に できてるの
友達なら そこのところ
うまく伝えて

今度のバスで行く 西でも東でも
気がつけば さびしげな町ね
この町は
友だちなら そこのところ
うまく伝えて

作詞 阿久悠

歌 高橋真梨子

それでは今から書きます。


平成21年3月8日  新 田  論


(一)−少女の恋−
(二)−大人への恋−
(三)−波乱の夏−
(四)−懺悔の海−
(五)−渦の真只中−
(六)−東か西か−
(七)−堤の端−
(八)−喧騒の静寂−
(九)−熟した柿−
(十)−堕ちた柿−
(十一)−熟した柿−
(十二)−強き力−
(十三)−ひとり旅−
(十四)−決着の日々−
(十五)−二者択一の決断−
(十六)−前後の選択−
(十七)−前向きな生き方−
(十八)−聖橋での再会−
(十九)−姉との決着−
(二十)−別の幕−
(二十一)−意外な幕切れ−
(二十二)−案ずるより産むが易い−
(二十三)−身を捨ててこそ浮かぶ瀬あれ−
(二十四)−大海で合流したふたつの川−(最終章)

おわりに

阿久悠さんの「ジョニーへの伝言」と「五番街のマリー」という詩をイメージして、小説を書いてみました。
「ジョニーへの伝言」の主人公はマリです。
「五番街のマリー」の主人公はジュンです。
そして、本作品は、それぞれの唄の後日談として、その後どのように展開していくかを想像をたくましくして書いたわけです。
嘗て、織田信長が本能寺で憤死しなかったら、その後の日本、延いては、世界がどのようになっていたかを想像をたくましくして書いたのと同じ狙いがあったわけです。
最後にもう一度、阿久悠さんの「ジョニーへの伝言」を思い出して、作品を締めたいと思います。

『ジョニーへの伝言』
ジョニーが来たなら 伝えてよ
二時間待ってたと
わりと元気よく 出ていったよと
お酒のついでに話してよ
友だちなら そこのところ
うまく伝えて

ジョニーが来たなら 伝えてよ
わたしは大丈夫
もとの踊り子で また稼げるわ
根っから陽気に できてるの
友達なら そこのところ
うまく伝えて

今度のバスで行く 西でも東でも
気がつけば さびしげな町ね
この町は
友だちなら そこのところ
うまく伝えて

ジョニーが来たなら 伝えてよ
二時間待ってたと
サイは投げられた もう出かけるわ
わたしはわたしの 道を行く
友だちなら そこのところ
うまく伝えて
うまく伝えて

作詞 阿久悠

歌 高橋真梨子

平成23年3月8日  新 田  論