第三章 客観の時代から主観の時代へ

二十一世紀には、組織の時代から個人の時代へ移行してゆく。
言い換えれば、
二十一世紀には、物質的豊かさが如何に脆弱なものであるかが証明される。
なぜなら、
物質的豊かさは客観の世界、すなわち、組織あっての物種であるから。
一方、
精神的豊かさは主観の世界、すなわち、個人あっての物種であるから。
ところが、
現代人間社会は、ますます客観の世界、すなわち、組織社会を志向しているようにみえる。
なぜなら、
現代社会は、拝金主義社会だから。
なぜなら、
現代社会人、特に、現代日本人は金太郎飴化しているから。
まさに、
現代社会人、特に、現代日本人は一億総統合失調症に成り下がっている証左に他ならない。
なぜなら、
二十一世紀は個人の時代だから、主観の世界、すなわち、精神的豊かさを志向するべきなのに、物質的豊かさを志向するという自己矛盾に陥っているのだから。
まさに、
個人の時代における主観の世界では、みんなと違う世界観を持たねばならないのである。
まさに、
二十一世紀は、個性の時代に他ならないのである。
そして、
個性の時代とは、唯一性を持つ主観の世界の時代なのである。
まさに、
自分以外のすべての他者は、映像以外の何者でもないことを、自覚(理解)する時代なのである。