第六章 偶然性の公正 & 必然性の不条理

金持ちは一握りの人間しかなれず、その他圧倒的多数の貧乏な人間の上に成り立っている。
支配者は一握りの人間しかなれず、その他圧倒的多数の被支配者の人間の上に成り立っている。
まさに、
確率論的正規分布理論に基づく、質的優位性が量的劣位性を誘導し、質的劣位性が量的優位性を誘導した結果だと考えられてきた。
従って、
偶然性が、差別・不条理・戦争の根源とされてきたのである。
だから、
必然性を主張する宗教が、差別・不条理・戦争を根絶する切り札として、颯爽と登場したのである。
ところが、
そんな肝腎の宗教が、差別・不条理・戦争を繰り返しているのである。
まさに、
必然性が不条理の根源である証明だ。
逆に言えば、
偶然性が公正の源泉である証明だ。
まさに、
宗教が21世紀には消滅する根拠がここにある。
そして、
宗教が消滅したら、科学も消滅するのが、二元論の宿命である。
なぜなら、
宗教と科学は同じ穴の狢だからである。
そして、
表面上は二律背反していても、二律背反していること自体が、表裏一体を成す一枚のコインで表現される二元論の証明なのである。
但し、
間違った二元論、すなわち、二重に錯覚した二元論に他ならないのである。
まさに、
自覚症状の無い音痴症状に他ならない。
その結果、
宗教と科学はお互いに否定し合いながら、実のところは、舐めあっている同じ狢なのである。
そして実のところは、必然性が不条理の根源であり、偶然性が公正の源泉であることを、われわれみんなが理解することさえできたら、宗教は即座に消滅するし、科学を盲信することもなくなるだろう。
そうすると、
科学者や哲学といった学者連中は、専門知識を持った優秀な知識人のレッテルが剥がされる結果、われわれ一般大衆でも理解できる学問としての科学であり、哲学が新しく誕生するだろう。
まさに、
必然性が不条理の根源である。
偶然性が公正の源泉である。
がキーワードである。