第三章 量子力学の陥穽の所以

拙著「量子力学の陥穽」で、すべての現象を確率論で表現することが量子力学の核心であると述べた。
ハイゼンベルグの「不確定性原理」も突き詰めてみれば確率論、すなわち、偶然性の話であり、シュレーディンガーの波動関数も確率論、すなわち、偶然性の話である。
従って、
量子力学は神や宗教を否定せざるを得なくなるわけである。
一方、
量子力学は、確率論的正規分布理論に基づく、質的優位性が量的劣位性を誘導し、質的劣位性が量的優位性を誘導するという説を支持せざるを得なくなるのである。
言い換えれば、
量子力学は、圧倒的多数の貧乏と、一握りの数の金持ちで構成される社会を支持せざるを得なくなるのである。
更に言い換えれば、
量子力学は、圧倒的多数の被支配者と、一握りの数の支配者で構成される、支配・被支配二層構造の差別社会を支持せざるを得なくなるのである。
逆に言えば、
量子力学は、みんなが豊かになれる社会を否定せざるを得なくなるのである。
まさに、
「量子力学の陥穽」の所以がここにある。