第十七章 文明社会=ニセモノの自分の社会

12000年前に文明社会が誕生した。
爾来、
支配・被支配二層構造の世襲・相続の差別社会が発生した。
そして、
一握りの数の支配者側の連中は、文明社会を堅持するために、宗教と科学という詐称術を編み出した。
その結果、
文明社会とは、差別・不条理・戦争を繰り返す、おぞましい社会になってしまった。
まさに、
文明社会とは、悩みや四苦八苦、挙句の果ての、死の恐怖に苛まれる一生を送る羽目に陥った人間社会に他ならなかったのである。
ところが、
ここで支配者側の連中に勘違いが生じた。
悩みや四苦八苦、挙句の果ての、死の恐怖に苛まれる一生を送るのは、圧倒的多数の被支配者側の連中だけで、一握りの数の自分たち支配者側にとっては悩みや四苦八苦、挙句の果ての、死の恐怖に苛まれる一生とは無縁のものと信じ込んでいたのに、自分たち支配者側にとっても、悩みや四苦八苦、挙句の果ての、死の恐怖に苛まれる一生が待ち受けていたのである。
現に、
中国をはじめて統一した秦の始皇帝は、土台不可能な不老不死の薬を追い求めた。
そして、
それが仇で、秦はたった10数年の天下で漢に滅ぼされた。
畢竟、
圧倒的多数を占める被支配者側から搾取することによって、自分たち支配者側だけは、悩みや四苦八苦、挙句の果ての、死の恐怖とは無縁の一生を送れるものと高を括っていたら、何のことはない、自分たちも、畜生扱いしていた被支配側の連中と同じ、若しくは、それ以上の悩みや四苦八苦、挙句の果ての、死の恐怖に苛まれる一生を送らなければならないことを知ったのである。
だから、
中国をはじめて統一した秦の始皇帝は、土台不可能な不老不死の薬を追い求めたのである。
そして、
それが仇で、秦はたった10数年の天下で漢に滅ぼされたのである。
まさに、
支配・被支配二層構造の世襲・相続の差別社会構築の思惑が見事に外れた証明に他ならない。
そして冒頭で論じたように、
12000年前に文明社会が誕生した。
爾来、
支配・被支配二層構造の世襲・相続の差別社会が発生した。
まさに、
われわれ人間の文明社会の実体は、その黎明期から、勘違いしたニセモノ社会に他ならなかったのである。