第十六章 自己想起

意識の結晶化は、純粋意識に目覚めさせてくれる。
言い換えれば、
ホンモノの自分に目覚めさせてくれる。
では、
普段の自分はホンモノではないのだろうか?
そこで理解しなければならない大事なことがある。
ホンモノとは唯一性を有していることに他ならないのである。
逆に言えば、
ニセモノとは唯一性を有していないことに他ならないのである。
では、
普段の自分は、唯一性を有しているのか?
唯一性を有しているなら、普段の自分はホンモノである。
若しくは、
普段の自分は、唯一性を有していないのか?
唯一性を有していないのなら、普段の自分はニセモノである。
そして、
普段の自分は、一貫性のない、嘘をつく無数の自分に他ならないことは、文字通り、他でもない自分が一番よくわかっているはずである。
まさに、
人間の大人だけが嘘をつくことが何よりの証拠である。
まさに、
普段の自分は、ニセモノの自分に他ならなかったのである。
逆に言えば、
ホンモノの自分は、普段の自分ではない証明である。
だから、
ホンモノの自分を想い起こさなければならないのである。
まさに、
自己想起は大事なのである。