第七十三章 偽の死

死とは本来自殺しかありません。
無意識的な自殺が一元論を基にした自然死であり、意識的な自殺が三元論を基にした自殺であります。
二元論を基にした死はすべて他殺であります。
二元論自体が自他の区分けから生じた考え方であるからです。
病死も事故死も他殺なら、世間一般、つまり、二元論を基にした世界で言われている偽の自殺も他殺です。
真の自殺とは意識的な自然死であり、偽の自殺とは無意識的な他殺に他なりません。
結局の処、死には無意識的な自殺である自然死と、意識的な自殺である自殺しかない。
意識的な他殺や、無意識的な他殺は本来の死ではないのです。
知性が二元論的な考え方を生み、人間だけが二元論的考え方になった結果、自他の区分け意識が生じ、死の捉え方を間違えてしまったのです。
自他の区分け意識による二元論的な考え方を、更に自己中心の身勝手な無意識な二元論にまで拡大解釈した。
意識的な他殺、つまり、病死や事故死は、自他の区分け意識による二元論的な考え方によって起こる偽の死であります。
無意識的な他殺、つまり、世間一般が捉えている自殺は、自己中心の身勝手な無意識的な二元論にまで拡大解釈した結果の偽の死であります。