第六十章 寿命

自分の死期(死季・四季)が春なのか、夏なのか、秋なのか、冬なのか。
死期を知るとは、まさに、自己の四季を知ることに他ならないのです。
それでは、自己の四季はどうすればわかるのでしょうか。
80才が平均寿命の現代日本人では、0才から20才までが春、20才から40才までが夏、40才から60才までが秋、60才から80才までが冬が一つの物差しになることは言うまでもない。
しかし、日本人全員が80才まで生きられるとは限らない。
中には、若死する者もいるし、100才まで生きる者もいる。
そうしますと、それぞれの寿命が鍵になる。
寿命は使命とも言えます。
つまり、自己の命を使い切ることを寿命と言うのです。
晴れて使い切った命のことを祝うのが寿命に他ならない。
従って、自己の寿命とは、自己の命を使い切った時に他ならない。
寿命の命は生命の命ですが、使命の命は天職の命です。
天職の命を使い切ることが、生命の命、つまり、寿命を全うすることに他ならず、だから祝い事になるのです。
死を祝い事と捉えることが出来たら、死の恐怖に苛まれるような人生にはならないし、死の恐怖に苛まれない人生に悩みや苦は一切ありません。
生命の命を天職の命と捉えることによって自己の使命を知ることになり、自己の使命を知ることによって自己の寿命を知ることになり、自己の寿命を知ることによって自己の四季を知ることになり、自己の四季を知ることによって自己の死期を知ることができるのです。
従って、先ず自己の天職の命を知ることから始めましょう。