第六十七章 五感(五観)機能

自己の肉体と他者(自己以外のすべてという意味での他者)の肉体との境界線である五感(五観)という蜃気楼(映像)が、個体としての「想い」を形成していただけのことである。
死とは、運動宇宙(世界)の誕生・生・死という円回帰運動の一環に過ぎず、運動宇宙(世界)とは部分観の存在する宇宙(世界)のことであり、部分観の存在する宇宙(世界)とは肉体と五感(五観)の存在する宇宙(世界)のことであり、肉体と五感(五観)の存在する宇宙(世界)とは自他の区分け意識が存在する宇宙(世界)のことである。
つまり、
五感(五観)とは、自他の区分け機能に他なりません。
見るとは、自分と他者とを見分けることに他ならない。
聞くとは、自分と他者とを聞き分けることに他ならない。
匂うとは、自分と他者とを匂い分けることに他ならない。
味うとは、自分と他者とを味い分けることに他ならない。
触るとは、自分と他者とを触り分けることに他ならない。
部分観とは、まさに自他の区分け意識に他なりません。
そして、
知性とは、部分観という自他の区分け(差別)能力に他なりません。