第四十三章 究極の「考え方」(1)

“自分もいつか必ず死ぬ”という死の概念。
過去・現在・未来という時間の概念。
人間の上位に君臨する神の概念。
死の概念=時間の概念=神の概念という自己矛盾も甚だしい、とんでもない錯覚を当たり前のように考えて生きてきた「考える葦」人間は、考え方を変えることでしか四苦八苦から逃れることはできません。
イデオロギーは、「在り方」で生きている他の生き物には無用の長物に過ぎないが、「考え方」で生きている人間には極めて有用であります。
宗教の限界は、「在り方」ばかりに拘泥して、イデオロギー(考え方)、つまり、哲学を無視する点にあります。
政治の限界は、イデオロギー(考え方)、つまり、哲学ばかりに拘泥して、宗教、つまり、「在り方」を無視する点にあります。
政治と宗教は二律背反する二元要因に他なりません。
正しい二元論とは、一枚のコインの表面と裏面が補完関係にあることです。
間違った二元論とは、一枚のコインの表面と裏面が対立関係にあることです。
政治(哲学)と宗教が統合されたのが「二十一世紀のイデオロギー」に他なりません。