第二十八章 熟睡と夢

目が覚めている場合と、眠っている場合の違いとは、五感(五観)の機能の程度差だけに過ぎず、所詮は映像の世界である。
更に、眠っている場合でも、熟睡(Non-REM睡眠)と夢睡眠(REM睡眠)の違いも、五感(五観)の機能の程度差だけに過ぎません。
五感(五観)を除いた肉体は年中無休で機能しています。
結局の処、目が覚めているのも、眠っているのも、熟睡(Non-REM睡眠)しているのも、夢睡眠(REM睡眠)しているのもすべて、五感(五観)の機能の程度差だけに過ぎないのです。
目が覚めている場合は、五感(五観)はすべて機能している。
夢睡眠(REM睡眠)している場合は、五感(五観)は中心機能(人間の場合は視覚)に集中している。
熟睡(Non-REM睡眠)している場合は、五感(五観)は逆に中心機能(人間の場合は視覚)が機能しない、つまり、休息して、第二番目機能(人間の場合は聴覚)が代役している。
アインシュタインのように夢の中でインスピレーションが湧き、長年解けなかった問題が夢の中で解けたキューリー婦人のように、夢睡眠(REM睡眠)が一番潜在能力(集中力)を発揮できる環境にある所以は、中心機能(人間の場合は視覚)に集中している結果です。
目が覚めている。
夢睡眠(REM睡眠)している。
熟睡(Non-REM睡眠)している。
人生80年とは人生29200日でもあります。
目が覚めている人生が、およそ19500日。
夢睡眠(REM睡眠)している人生が、およそ3300日。
熟睡(Non-REM睡眠)している人生が、およそ6400日。
わたしたちは、目が覚めている時だけが人生だと思っていますが、夢睡眠(REM睡眠)している時も人生であり、熟睡(Non-REM睡眠)している時も人生であります。
特に、熟睡(Non-REM睡眠)している状態は仮死状態でもあります。
わたしたちの29200日の人生は、29200回死んでは生き返る人生であり、最後に永遠の熟睡(Non-REM睡眠)に入るわけであり、その時、五感(五観)も肉体も機能停止するのです。
やはり“死は随所にある”のです。