第九章 二十一世紀の価値観

高度自由主義=高度民主主義こそが、自由主義と民主主義の好いとこ取りの相対一元論も、自由主義と民主主義の二元論をも超えた、つまり、支配・被支配二層構造と世襲・相続の差別制度を脱却した三元論的国家形態です。
自由主義と民主主義は、補完関係にある一枚のコインの裏表である。
自由主義と民主主義の二元論を超えた三元論的イデオロギーの基本です。
自由主義と民主主義は、二律背反関係にある一枚のコインの裏表である。
自由主義と民主主義の二元論的イデオロギーの基本です。
自由主義が好くて民主主義が悪い、若しくは、民主主義が好くて自由主義が悪いとする一枚のコインの裏表の一方を好いとこ取りしようとする。
自由主義と民主主義の好いとこ取りの相対一元論的イデオロギーの基本です。
オスとメスは一枚のコインの裏表であるのに、オスが好くてメスが悪いとする好いとこ取りの相対一元論。
善と悪は一枚のコインの裏表であるのに、善が好くて悪が悪いとする好いとこ取りの相対一元論。
強と弱は一枚のコインの裏表であるのに、強が好くて弱が悪いとする好いとこ取りの相対一元論。
賢と愚は一枚のコインの裏表であるのに、賢が好くて愚が悪いとする好いとこ取りの相対一元論。
富と貧は一枚のコインの裏表であるのに、富が好くて貧が悪いとする好いとこ取りの相対一元論。
幸福と不幸は一枚のコインの裏表であるのに、幸福が好くて不幸が悪いとする好いとこ取りの相対一元論。
天国と地獄は一枚のコインの裏表であるのに、天国が好くて地獄が悪いとする好いとこ取りの相対一元論。
健康と病気は一枚のコインの裏表であるのに、健康が好くて病気が悪いとする好いとこ取りの相対一元論。
神と悪魔は一枚のコインの裏表であるのに、神が好くて悪魔が悪いとする好いとこ取りの相対一元論。
わたしたちの価値観は依然好いとこ取りの相対一元論のレベルにあります。
だから、
支配と被支配は一枚のコインの裏表であるのに、支配が好くて被支配が悪いとする好いとこ取りの相対一元論に嵌り込んでいるのです。
結果、
自由主義と民主主義という一枚のコインの裏表の一方を好いとこ取りしようとする土台不可能な政治を行っているのであります。
挙句の果てに、
生と死は一枚のコインの裏表であるのに、生が好くて死が悪いとする好いとこ取りの相対一元論に嵌り込み、悩みや苦、そして、死の恐怖に苛まれる人生を送る羽目に陥っているのです。
差別・不条理・戦争の横行する人間社会から脱却するには、自由主義と民主主義は一枚のコインの裏表であることを理解し、二元論を超えた三元論的イデオロギーを価値観とする社会にしなければなりません。