第八十四章 開放型自由社会主義―社会モデル(4)

共生社会

地球上に存在するあらゆる生き物の中で、我々人間だけが知性を持ったことにより、食物連鎖の頂点に立っています。
しかし、それがゆえに他のすべての生き物が持っている全体感を見失い、人間社会のみでの全体観(つまりは部分観)を持つようになりました。
人間社会がすべてであるということから、他の生き物のことには目もくれず、人間社会だけのルールが生まれ、特に近代社会が生んだ産業革命以降、量的豊かさを得た我々人間の数は爆発的に増加し、人間社会だけに都合のよい発展を続けています。
一方で人間社会の発展による環境破壊(自然破壊)という打撃を受け、我々が気づかないうちに様々な生き物が絶滅してゆくことで生態系が崩れています。
地球はすべての生みの親であり、我々人間もそのうちのひとつであるはずで、本来、地球の一部分であるはずです。
地球は我々人間だけの為にあるのではないのです。
地球上のすべての為にあるのです。
食物連鎖の法則と自然淘汰説が地球上では厳然と機能していることから、このままではやがて我々人間も滅んでいくことになるでしょう。
ひとり一人の人間が、自己の持つ知性を地球全体感という視点から考えていく社会が共生社会なのです。