第五十五章 束縛されない暮らし(1)

束縛の歴史(1)

現代社会における拝金主義の隆盛、その背景には組織重視の利益社会という構造がある。
組織重視の考え方の下では、そこに所属するものは従順であること、それが極端になれば、ロボットたることを強いられる。
しかし、我々はロボットであることを強いられてまで組織に尽くす、言い換えれば組織を維持する必要が何故あるのでしょうか。
組織の存在意義は、我々の安全を守り、豊かさを求めるための手段です。
豊かさを強く追求するあまり、我々は手段である組織に束縛されている羽目に陥っている。
この皮肉現象は、過去の歴史において幾度も繰り返されてきたことであります。
人類は、何かから逃れるために何かを得る・作り出すが、やがてその何かに束縛されるサイクルを繰り返しているのです。
本章ではそうしたサイクルの経緯を振り返ってみたいと思います。