第五話 白隠さんの不始末−5

娘の親父は もう誰も信じられなくなった

あの立派な 和尚が自分で告白したのだ

ところが娘は 今でもゲロを吐かない

和尚は 自分の子供といっている

一体どちらが真実か

仕方なく 親父は 白隠和尚に聞きに行った

和尚は言った 

どちらが真実だって? 娘は何も言わないのであろう?

それなら わしの言っておることが真実かどうかではないのか?

それを聞いた親父は それはもっともだ と言った

それなら 和尚の言っていることは真実か と聞いた

和尚は 間違いなくわしの子供だと断言した

それを聞いた親父は 突然怒りだした

そこで 白隠和尚は言った

真実を言えと言ったから 言ったのではないか そのどこが悪いのじゃ

親父はまだ怒りながら 言った

和尚は自分の娘に手を出したではないか それが許せない

そこで 白隠さん

お前さんは わしに 一体どうして欲しいんだ

嘘をつけというのか 娘に手を出したと言えというのか

親父は それを聞いた途端 頭が狂ってしまった