Chapter 9 時間の誕生

“静止の暗闇と沈黙と無臭と無味と無触覚の絶対宇宙”から神の一撃(唯一の力)で、“運動の光と音と匂いと味と肌触りの相対宇宙”が誕生した。
現代科学では、その瞬間(とき)をビッグバンと称し、その瞬間(とき)から「時間」がはじまったと云っています。
つまり、
“静止の暗闇と沈黙と無臭と無味と無触覚の絶対宇宙”
と、
“運動の光と音と匂いと味と肌触りの相対宇宙”
の間の空白において、神の一撃(唯一の力)で「時間」が動きはじめた。
現代物理学による更なる詳細によれば、
ビッグバンと1044分の1秒の間の空白において、神の一撃(唯一の力)で「時間」が動きはじめた。
つまり、
現代科学の粋を極めた物理学でも、神の一撃(唯一の力)で「時間」が動きはじめた、というのでしょうか?
一方、
時間の概念の誕生の鍵は繰り返し運動にあります。
そこで、
繰り返し運動には、二つの方式があります。
ひとつは、線型的(Linear)往復運動。
つまり、
振り子運動です。
もうひとつは、円的(Circle)運動。
しかし、
線型的往復運動である振り子運動も円的運動の一部に他なりません。
従って、
繰り返すとは円運動することに他ならない。
そうしますと、
宇宙生成の時点で時間というものがあったということになるわけです。
なぜなら、
宇宙は、ビッグバンによって今から137億年前に誕生したと言われていますが、その時から放射線状に宇宙は膨張していったのですが、なぜ放射線状に膨張したのでしょうか。
これこそ円的繰り返し運動が起きたわけです。
そして、
時間が誕生した。
なぜなら、
繰り返すということは、間隔があるということです。
しかも、
円的繰り返し運動しながら膨張するわけですから、その間隔が拡大してゆくわけです。
まさに、
池の真中に石を落とすと、同心円を描いて膨張していくドップラー効果と同じ現象がビッグバン直後に起こったわけです。
そして、
拡大する間隔があると、そこに長い間隔、短い間隔が発生する。
そして、
長い間隔、短い間隔を、等間隔に刻むことによって、長い、短いの判断が出来るようになる。
その結果、
長い間隔、短い間隔を等間隔に刻む必要性が生まれた。
そして、
長い間隔、短い間隔を等間隔に刻むことこそ、時を刻む、つまり、時刻に他ならない。
そして、
時を刻んだ間隔こそ、時間に他ならない。
まさに、
時間の誕生です。