Chapter 37 五感世界は映像世界

観測できるものはすべて運動しているもので、
運動するものはすべて実在しない。
まさに、
観測できるものはすべて実在しない。
言い換えれば、
見えるものはすべて運動しているもので、
運動しているものはすべて実在しない。
まさに、
見えるものはすべて実在しない。
ところが、
光の速度を超えるものは一切存在しない、
つまり、
光の速度は無限、
と云いながら、
光の速度は秒速300、000キロメートル、
つまり、
光の速度は有限、
とも云う。
その結果、
見えるものはすべて実在しないのに、実在すると錯覚させられてしまったわけです。
更に悪いことには、
聞こえるものはすべて実在しないのに、実在すると錯覚させられてしまったわけです。
なぜなら、
音の速度を超えるものは一切存在しない、
つまり、
音の速度は無限、
と云いながら、
音の速度は秒速340メートル、
つまり、
音の速度は有限、
とも云うからです。
更に悪いことには、
匂えるものはすべて実在しないのに、実在すると錯覚させられてしまったわけです。
なぜなら、
匂いの速度を超えるものは一切存在しない、
つまり、
匂いの速度は無限、
と云いながら、
匂いの速度はせいぜい秒速1メートル、
つまり、
匂いの速度は有限、
とも云うからです。
更に悪いことには、
味わえるものはすべて実在しないのに、実在すると錯覚させられてしまったわけです。
なぜなら、
味の速度を超えるものは一切存在しない、
つまり、
味の速度は無限、
と云いながら、
味の速度はせいぜい秒速10ミリメートル、
つまり、
味の速度は有限、
とも云うからです。
更に悪いことには、
触れるものはすべて実在しないのに、実在すると錯覚させられてしまったわけです。
なぜなら、
触覚の速度を超えるものは一切存在しない、
つまり、
触覚の速度は無限、
と云いながら、
触覚の速度はせいぜい秒速10センチメートル、
つまり、
触覚の速度は有限、
とも云うからです。
まさに、
光の速度を超えるものは一切存在しない、
つまり、
光の速度は無限、
と云いながら、
光の速度は秒速300、000キロメートル、
つまり、
光の速度は有限、
とも云うのは、こんな馬鹿げた話なのです。
つまり、
五感で感じた世界を脳が実在すると錯覚しているだけなのに、(脳)科学者によって、脳=自分と信じ込ませられてきたからです。
結局の処、
五感世界は映像世界に過ぎないのです。