第十六話 恐ろしいテンシ【時刻:2023年3月16日午前0時38分】

おひさしぶりです。
さきほど、お父さんが冬子を呼び、こう言いました。
「冬子が語っている方々はちょうど7年前の今日を生きているんだろう?世界が混乱している時代で、お父さんが本格的に世直しを開始した頃だった。冬子は21世紀中に月に移住する生き物を選別する役目を持って生まれて来たことは何度も言ってるね。冬子が語りかけている方々は、その選別を受ける対象の人たちだから、よく見ておくことだ。混乱している世界をどう生きてゆく人たちなのかをよく見ておくことだ。それが、お父さんの後の役目を果たす上にとても大事なことだから・・・」
今、みなさんが生きておられる世界に何かあったんですか?
お父さんは、混乱していると言うだけで、それ以上何も教えてくれません。
自分の目で見るようにと言うだけです。
わたしの中に、テンシというそれはもう自分でもどうすることも出来ない程の強くて激しい想いが潜んでいます。
そのテンシと関係があるのでしょうか、お父さんは、わたしに新しい使命を与えようとしているようです。
時間を戻すという大変な仕事のようです。
みなさんが生きている時代がこのまま、冬子が今いる7年後まで引き継がれていくと、冬子が悪魔の天使になるようです。
だから、冬子が悪魔の天使にならない為にも、7年の時を巻き戻してみなさんに反省を促さなければならないようです。
それでないと、みなさんにとって、冬子は恐ろしい化けものになるんですって。
今、みなさんの世界で何が起こっているんですか?
わたしにそれを教えては駄目です。
わたしに教えるのは、今起きていることをみなさんが一所懸命頑張って、止めさせてから教えてください。
そうでなくて、冬子が先に知ったら、もうみなさんの額に×印がついてしまいます。
どうかそうならないよう、みなさん今がとても大切な時ですから、頑張って欲しいと思います。